それより重要なのは。
『ルティス帝国を考える会』会員達の、革命精神が弱まっているところだ。
元々『ルティス帝国を考える会』は、私立ローゼリア学園大学にあった『赤き星』のような、熱心な共産主義サークルではなかった。
年齢サバ読みおばさんが起こした、例の『天の光教』事件が発端となって、突発的に生まれたサークル。
若者達が、『天の光教』事件によって熱に浮かされ、その勢いのまま発足した、熱々の組織だった。
しかし、熱はいつまでも続かない。
時間がたつに連れて、人々の熱は、心は、冷めていく。
そして、気がつくのだ。
「あれ?俺今、何やってんだっけ?」と。
よくあるだろう?
熱中してるときは、もう右から左から何を言われても、全く気づかないけれど。
ふと後になって振り返ってみると、あのとき何で自分があんなに熱中していたのか、さっぱり分からない、っていうあの現象。
たまにあるよな。
昔のコレクションとか見てたら、そんな気分になる。
時に、それが黒歴史となることもある。
俺にとっても、昔…帝国騎士になる為に、ひたむきに努力していた頃のことを思い出すと。
あんな糞みたいな連中の集団に入る為に、何であんなに頑張ってたんだろう?って。
今では不思議だもんなぁ。
こんなことになるなら、最初っから立派なマフィアになる為に努力しているべきだった。
後悔先に立たずだが。
で、『ルティス帝国を考える会』にも、その現象が起きている。
ABC三兄弟が『考える会』から離れていったのも、そのせい。
エリミア会長は、そのことを非常に危惧している。
今『ルティス帝国を考える会』に残っているのは、元々根っからの共産主義者だった奴らだけだ。
あるいは、まだ完全に熱が冷めていない者。
まぁ、ルーシッドのような、何処にも属さない例外もいるが。
いずれにしても、数が激減しているのは間違いない。
元々『ルティス帝国を考える会』は、『赤き星』や『帝国の光』ほど、共産主義思考が強い集団ではなかったからな。
その名の通り、どうしたらルティス帝国がより良くなるか、について議論するサークルでしかなかった。
その議論が、『天の光教』の一件のせいで、共産主義思想に傾いていただけで。
もとから、コミュニズムを拗らせた連中の集まりって訳じゃなかった。
このまま放置しておけば、『ルティス帝国を考える会』は崩壊する。
エリミア会長は、また『帝国の光』という大きな組織から、直々に激励を得ることで、会員達の心を取り戻そうとしているようだが。
残念ながら、俺は取り次ぐつもりは全くない。
それに、今更『帝国の光』から激励を得たとしても、会員達の心が戻ってくることはないだろう。
会員達の熱は、冷めてしまったのだから。
その熱を再燃させるには、それなりの出来事がなければならない。
それこそ、『天の光教』事件のような。
しかし。
そんな事件が、ポンポンあってたまるか。
『天の光教』事件そのものだって、前代未聞の事態だったんだから。
それに今、そんな事件が起きないよう、帝国騎士団が目を光らせている。
そして、俺達『青薔薇連合会』も。
国防に興味はないが、商売する場所を奪われるのは困るからな。
故に。
「…あんたら、もう詰んでるんだよ」
『赤き星』と同様。
『ルティス帝国を考える会』もまた、ルティス帝国の共産主義の歴史に、ほんの少しの名前を馳せるだけ。
消えていく運命なんだよ、お前達は。
『ルティス帝国を考える会』会員達の、革命精神が弱まっているところだ。
元々『ルティス帝国を考える会』は、私立ローゼリア学園大学にあった『赤き星』のような、熱心な共産主義サークルではなかった。
年齢サバ読みおばさんが起こした、例の『天の光教』事件が発端となって、突発的に生まれたサークル。
若者達が、『天の光教』事件によって熱に浮かされ、その勢いのまま発足した、熱々の組織だった。
しかし、熱はいつまでも続かない。
時間がたつに連れて、人々の熱は、心は、冷めていく。
そして、気がつくのだ。
「あれ?俺今、何やってんだっけ?」と。
よくあるだろう?
熱中してるときは、もう右から左から何を言われても、全く気づかないけれど。
ふと後になって振り返ってみると、あのとき何で自分があんなに熱中していたのか、さっぱり分からない、っていうあの現象。
たまにあるよな。
昔のコレクションとか見てたら、そんな気分になる。
時に、それが黒歴史となることもある。
俺にとっても、昔…帝国騎士になる為に、ひたむきに努力していた頃のことを思い出すと。
あんな糞みたいな連中の集団に入る為に、何であんなに頑張ってたんだろう?って。
今では不思議だもんなぁ。
こんなことになるなら、最初っから立派なマフィアになる為に努力しているべきだった。
後悔先に立たずだが。
で、『ルティス帝国を考える会』にも、その現象が起きている。
ABC三兄弟が『考える会』から離れていったのも、そのせい。
エリミア会長は、そのことを非常に危惧している。
今『ルティス帝国を考える会』に残っているのは、元々根っからの共産主義者だった奴らだけだ。
あるいは、まだ完全に熱が冷めていない者。
まぁ、ルーシッドのような、何処にも属さない例外もいるが。
いずれにしても、数が激減しているのは間違いない。
元々『ルティス帝国を考える会』は、『赤き星』や『帝国の光』ほど、共産主義思考が強い集団ではなかったからな。
その名の通り、どうしたらルティス帝国がより良くなるか、について議論するサークルでしかなかった。
その議論が、『天の光教』の一件のせいで、共産主義思想に傾いていただけで。
もとから、コミュニズムを拗らせた連中の集まりって訳じゃなかった。
このまま放置しておけば、『ルティス帝国を考える会』は崩壊する。
エリミア会長は、また『帝国の光』という大きな組織から、直々に激励を得ることで、会員達の心を取り戻そうとしているようだが。
残念ながら、俺は取り次ぐつもりは全くない。
それに、今更『帝国の光』から激励を得たとしても、会員達の心が戻ってくることはないだろう。
会員達の熱は、冷めてしまったのだから。
その熱を再燃させるには、それなりの出来事がなければならない。
それこそ、『天の光教』事件のような。
しかし。
そんな事件が、ポンポンあってたまるか。
『天の光教』事件そのものだって、前代未聞の事態だったんだから。
それに今、そんな事件が起きないよう、帝国騎士団が目を光らせている。
そして、俺達『青薔薇連合会』も。
国防に興味はないが、商売する場所を奪われるのは困るからな。
故に。
「…あんたら、もう詰んでるんだよ」
『赤き星』と同様。
『ルティス帝国を考える会』もまた、ルティス帝国の共産主義の歴史に、ほんの少しの名前を馳せるだけ。
消えていく運命なんだよ、お前達は。


