The previous night of the world revolution6~T.D.~

すると。

部室の中は、何処となく空気が変わっていた。

部屋そのものは何も変わってないのに、空気が変わっている。

あ、なんか違う、と思った。

プレッシャーと言うか、空気自体の重みが違う。

あの張り詰めた緊張感は何処へやら、って感じだ。

そして。

「…!ルナニア君じゃない。久し振りね」

「…エリミア会長…」

俺を迎えてくれたのは、『ルティス帝国を考える会』の会長、エリミア・フランクッシュと。

「皆、ルナニア君が来てくれたわよ」

「おぉ、久し振りだな。その後どうだ?」

「『帝国の光』に招かれるなんて、羨ましいです」

「元気そうで何よりだよ。たまには、こっちにも顔出してくれよな」

『ルティス帝国を考える会』の会員達が、温かく迎えてくれた。

…迎えてくれたけど。

…何だろう、指摘しても良いものか。
 
いや、空気を乱すのも良くないか。

今はやめておこう。

「皆さん、ご無沙汰してます」

俺は、朗らかに「業務用」の笑顔で答えた。