「こんな植物を調べることが、『光の灯台』に関係あるのか?」
と、懐疑的なヒイラ。
うん。まぁ確かに全然関係はないんだけども。
しかし、そう決めつけるのは良くない。
「同志ヒイラ…。ハーブの効能について調べてみようと提案したのは、同志ルナニアです」
開発チームのメンバーの一人が、責任を俺に擦り付けようとしてきた。
おい。
確かに言い出しっぺは俺だが、なんか怒られそうな雰囲気の中で、俺に責任を押し付けるんじゃねぇ。
卑怯か。
すると。
「彼はルティス帝国総合大学の学生です。そんな彼の提案を、採用しない手はないかと…」
責任を押し付けようとしてきたメンバーは、そう続けた。
一応、俺の提案なんだから、あながち間違ったことは言ってないんじゃないか、と言外に含んでいる。
いや、それでも責任押し付けてることに変わりはないからな。
お前は卑怯な奴だよ。
何だかヒイラがお怒りのこの場面で、発言をしたという、その度胸は買ってやる。
すると、今度はヒイラの視線が、俺に向いた。
ほらぁ。
お前が俺の名前を出すから、こういうことになる。
「…同志ルナニア」
「はい」
何を、どう責められることやら。
「説明してもらえるか。ルティス帝国総合大学の君が。この本が、『光の灯台』の研究とどう関係があるのか」
うわぁ。
超嫌味っぽい。
悪かったですね、ルティス帝国総合大学の学生で。
本業マフィアだから許して。
あの責任押し付け野郎め。お前のせいで、俺が槍玉に上げられることになってしまった。
だが、残念だったなヒイラ・ディートハット。
こちらは、お前がいつ抜き打ちチェックに来たとしても、舌先三寸で撃退する方法を、ちゃんと考えてあるんだよ。
「同志ヒイラ。それについては、きちんと説明させて頂きます。ですが…一つ、ご指摘させてもらいたいことが」
「…何だ?」
「先程の、ルティス帝国総合大学の君が、という同志の発言。あれは撤回して頂けませんか」
まず、揚げ足を取っていくスタイル。
良いんだよ、俺は別に。
お前が嫌味を言うなら、俺も嫌味で返してやろうかと思ったんだが。
「大学に行ったことのない同志ヒイラには、お分かりにならないかもしれませんが」とか言ってやろうかと。
ってか超言ってやりたかったけど、でもそんなことを言ったら、余計ヒイラの怒りに火を付けるだけ。
最悪ヒイラの信用を失い、拷問部屋送りにされるかもしれない。
拷問自体は何の脅威でもないが、『光の灯台』開発チームから外されるのは困る。
だから俺は、あくまで穏便に、平和的にこの場を乗り切ることにする。
いやぁ、俺って本当大人だなぁ。
こんな温厚で平和的な大人って、俺の他にいるの?
親切の塊みたいな人間だよ、俺は。
と、懐疑的なヒイラ。
うん。まぁ確かに全然関係はないんだけども。
しかし、そう決めつけるのは良くない。
「同志ヒイラ…。ハーブの効能について調べてみようと提案したのは、同志ルナニアです」
開発チームのメンバーの一人が、責任を俺に擦り付けようとしてきた。
おい。
確かに言い出しっぺは俺だが、なんか怒られそうな雰囲気の中で、俺に責任を押し付けるんじゃねぇ。
卑怯か。
すると。
「彼はルティス帝国総合大学の学生です。そんな彼の提案を、採用しない手はないかと…」
責任を押し付けようとしてきたメンバーは、そう続けた。
一応、俺の提案なんだから、あながち間違ったことは言ってないんじゃないか、と言外に含んでいる。
いや、それでも責任押し付けてることに変わりはないからな。
お前は卑怯な奴だよ。
何だかヒイラがお怒りのこの場面で、発言をしたという、その度胸は買ってやる。
すると、今度はヒイラの視線が、俺に向いた。
ほらぁ。
お前が俺の名前を出すから、こういうことになる。
「…同志ルナニア」
「はい」
何を、どう責められることやら。
「説明してもらえるか。ルティス帝国総合大学の君が。この本が、『光の灯台』の研究とどう関係があるのか」
うわぁ。
超嫌味っぽい。
悪かったですね、ルティス帝国総合大学の学生で。
本業マフィアだから許して。
あの責任押し付け野郎め。お前のせいで、俺が槍玉に上げられることになってしまった。
だが、残念だったなヒイラ・ディートハット。
こちらは、お前がいつ抜き打ちチェックに来たとしても、舌先三寸で撃退する方法を、ちゃんと考えてあるんだよ。
「同志ヒイラ。それについては、きちんと説明させて頂きます。ですが…一つ、ご指摘させてもらいたいことが」
「…何だ?」
「先程の、ルティス帝国総合大学の君が、という同志の発言。あれは撤回して頂けませんか」
まず、揚げ足を取っていくスタイル。
良いんだよ、俺は別に。
お前が嫌味を言うなら、俺も嫌味で返してやろうかと思ったんだが。
「大学に行ったことのない同志ヒイラには、お分かりにならないかもしれませんが」とか言ってやろうかと。
ってか超言ってやりたかったけど、でもそんなことを言ったら、余計ヒイラの怒りに火を付けるだけ。
最悪ヒイラの信用を失い、拷問部屋送りにされるかもしれない。
拷問自体は何の脅威でもないが、『光の灯台』開発チームから外されるのは困る。
だから俺は、あくまで穏便に、平和的にこの場を乗り切ることにする。
いやぁ、俺って本当大人だなぁ。
こんな温厚で平和的な大人って、俺の他にいるの?
親切の塊みたいな人間だよ、俺は。


