しかし。
「…今は、何処まで進んでる?」
今度は、研究の進捗状況を聞いてきた。
何処までも何も。
とりあえず、ハイビスカスに美肌効果があるところまでは分かりました。
俺にうってつけだな。
「今は…『光の灯台』に使えそうな資料を探しているところです」
開発チームのメンバーの一人が、恐る恐る答えた。
度胸のある奴だよ。
少なくとも、そこで若ハゲ晒してる自称博士よりは。
「…使えそうな資料?」
「は、はい…」
「…」
ヒイラは、無言で研究室につかつかと踏み込んできて。
俺達が取り囲んでいた、テーブルの上の本を見下ろした。
そのタイトルは、『世界ハーブ百科事典』。
実に分かりやすく、そしてこの場において、非常に滑稽な本である。
ヒイラは、俺とルリシヤがずっと前から気づいていながら、ずっと口に出さなかったことを、はっきり言葉にした。
「…こんなものが、本当に『光の灯台』の開発の役に立つのか?」
良いこと言った。
君、今凄く良いこと言ったよ。
褒めてあげたがったが、残念ながら出来る状況じゃないので、我慢だ。
しかし、ハーブ事典を、「こんなもの」呼ばわりとは。
全国のハーブ好きを、敵に回したな。
ちゃんと役に立ってるんだぞ。
俺の美肌ケアとか。
「…今は、何処まで進んでる?」
今度は、研究の進捗状況を聞いてきた。
何処までも何も。
とりあえず、ハイビスカスに美肌効果があるところまでは分かりました。
俺にうってつけだな。
「今は…『光の灯台』に使えそうな資料を探しているところです」
開発チームのメンバーの一人が、恐る恐る答えた。
度胸のある奴だよ。
少なくとも、そこで若ハゲ晒してる自称博士よりは。
「…使えそうな資料?」
「は、はい…」
「…」
ヒイラは、無言で研究室につかつかと踏み込んできて。
俺達が取り囲んでいた、テーブルの上の本を見下ろした。
そのタイトルは、『世界ハーブ百科事典』。
実に分かりやすく、そしてこの場において、非常に滑稽な本である。
ヒイラは、俺とルリシヤがずっと前から気づいていながら、ずっと口に出さなかったことを、はっきり言葉にした。
「…こんなものが、本当に『光の灯台』の開発の役に立つのか?」
良いこと言った。
君、今凄く良いこと言ったよ。
褒めてあげたがったが、残念ながら出来る状況じゃないので、我慢だ。
しかし、ハーブ事典を、「こんなもの」呼ばわりとは。
全国のハーブ好きを、敵に回したな。
ちゃんと役に立ってるんだぞ。
俺の美肌ケアとか。


