「どうされたんですか?同志ヒイラ。わざわざ…」
「いや、調子はどうかなと思ってさ」
成程。
ご自慢の玩具が、ちゃんと完成に近づいているか、自分の目で確かめずにはいられなかったらしい。
安心しろ。ちゃんと順調に進んでいる。
この調子で行けば、多分お前の来来来世くらいには、完成品第一号を見れると思うよ。
「どうだ?そろそろ出来そうか?」
「は…。皆一丸となって、精一杯研究に励んでいます」
開発チームの一人が答えた。
お前、さっき俺に音楽療法の本のまとめを押し付けてきた奴じゃん。
どの口で言ってんの?
誰が一丸だって?
「いつ頃出来そうだ?」
「い…いつ頃、ですか…」
…どうやら。
ヒイラとしては、今すぐにでも、『光の灯台』の完成を待ち望んでいるようだな。
そして、研究はもうほぼ完成に近づいていると思い込んでいる。
だが、事実この研究は、まだまだ初期の初期。
何せ、ハーブ事典を眺めることで、一日の時間を費やしているくらいだからな。
この認識の違いを、どうヒイラに説明したものかな。
完成は今日か明日か、と思っているヒイラに、何と説明…もとい、
釈明したら良いものかと、開発チームの面々達が黙り込んでしまったところを。
唯一、ヒイラに臆さず、対等に話が出来るルリシヤが声をあげた。
「同志ヒイラ。残念だが、『光の灯台』の完成には、まだ時間がかかりそうだ」
…よく言った、ルリシヤ。
さすが。
「…まだ?どれくらいだ?」
「そうだな…。どれくらいと言われても、まだ具体的な検討がつかないな。なぁ、同志サシャ博士」
「えっ、あ、あぁ…」
すかさず、ヒイラの不機嫌の矛先をサシャに向ける辺り、
ますます、さすがという言葉を送りたい。
その通り。この研究を持ちかけてきたのは、他ならぬこの自称博士なのだから。
お前が責任を持て。
「…まだ時間がかかるのか?」
「そ…そうですね。もう少し…」
と、言い淀むサシャ博士(笑)。
もう少しじゃねぇだろ。
まだまだたっぷりかかります、とはっきり言ってやれ。
「…」
だが、このヒイラの不機嫌そうな顔。
そりゃ、本当のことは言いにくいわな。
まさか、まだハーブ事典を読んでるところです、とは言えない。
「いや、調子はどうかなと思ってさ」
成程。
ご自慢の玩具が、ちゃんと完成に近づいているか、自分の目で確かめずにはいられなかったらしい。
安心しろ。ちゃんと順調に進んでいる。
この調子で行けば、多分お前の来来来世くらいには、完成品第一号を見れると思うよ。
「どうだ?そろそろ出来そうか?」
「は…。皆一丸となって、精一杯研究に励んでいます」
開発チームの一人が答えた。
お前、さっき俺に音楽療法の本のまとめを押し付けてきた奴じゃん。
どの口で言ってんの?
誰が一丸だって?
「いつ頃出来そうだ?」
「い…いつ頃、ですか…」
…どうやら。
ヒイラとしては、今すぐにでも、『光の灯台』の完成を待ち望んでいるようだな。
そして、研究はもうほぼ完成に近づいていると思い込んでいる。
だが、事実この研究は、まだまだ初期の初期。
何せ、ハーブ事典を眺めることで、一日の時間を費やしているくらいだからな。
この認識の違いを、どうヒイラに説明したものかな。
完成は今日か明日か、と思っているヒイラに、何と説明…もとい、
釈明したら良いものかと、開発チームの面々達が黙り込んでしまったところを。
唯一、ヒイラに臆さず、対等に話が出来るルリシヤが声をあげた。
「同志ヒイラ。残念だが、『光の灯台』の完成には、まだ時間がかかりそうだ」
…よく言った、ルリシヤ。
さすが。
「…まだ?どれくらいだ?」
「そうだな…。どれくらいと言われても、まだ具体的な検討がつかないな。なぁ、同志サシャ博士」
「えっ、あ、あぁ…」
すかさず、ヒイラの不機嫌の矛先をサシャに向ける辺り、
ますます、さすがという言葉を送りたい。
その通り。この研究を持ちかけてきたのは、他ならぬこの自称博士なのだから。
お前が責任を持て。
「…まだ時間がかかるのか?」
「そ…そうですね。もう少し…」
と、言い淀むサシャ博士(笑)。
もう少しじゃねぇだろ。
まだまだたっぷりかかります、とはっきり言ってやれ。
「…」
だが、このヒイラの不機嫌そうな顔。
そりゃ、本当のことは言いにくいわな。
まさか、まだハーブ事典を読んでるところです、とは言えない。


