だが。
会議の場では、積極的に意見を出さなければ、他のメンバー達からの信用度が下がる。
従って俺は、馬鹿な発言を延々と繰り返す。
「そうですね。それじゃまずは、その音楽療法に関する本を読んで、『光の灯台』に応用出来そうな箇所をリストアップしてみましょうか」
とんでもなく無駄な作業である。
だが、時間稼ぎには有効だ。
「分かりました。その作業は…同志ルナニア、あなたに頼めますか?」
おい。
音楽療法に関する本を借りてきたと言う女性党員が、俺にその本を手渡してきた。
お前が借りてきたのに、読んでレポート作成するのは、俺の仕事なのかよ。
まぁ、無理もない。
彼女は、ルリシヤが選んだなんちゃって精鋭開発チームの一員。
研究員に選ばられたにも関わらず、研究職なんて全く経験がない…どころか。
大した学歴を持つ訳でもなく、このような分厚い本は、読むだけでも精一杯なのだろう。
ましてや、その中から『光の灯台』に使えそうな文献を探し当てるのは、至難の業。
とてもじゃないけど自分には出来ない、と自覚してるんだろう。
だからこそ、本を借りてきただけで、それを読むことはしなかったのだろうし。
「なんかそれっぽい本見つけたから、持っていって読んでもらおう」とでも思ったんだろう。
浅はか。
自分で読め、自分で。
しかし。
「分かりました。任せてください」
仮にもルティス帝国総合大学の学生が、「そんな難しいこと出来ません」とは言えないので。
頼まれれば、引き受けざるを得ない。
実際、俺にとっては大した作業でもないしな。
それに、下手に他の奴の手に渡って、研究がおかしな方向に歪んでいったら困る。
あくまで、この研究の主導を握るのは、俺とルリシヤでなくてはならないのだから。
「頼めるか。済まないな、同志ルナニア」
その辺りの事情も熟知しているルリシヤが、俺にそう言った。
「いえいえ、お安い御用です」
「時間は、どれくらいかかりそうだ?」
おっ。
さすがルリシヤ、良い質問ですね。
時間稼ぎには最適の質問だ。
「そうですね…。一週間あれば、何とか出来ると思います」
嘘である。
こんなもの、一晩徹夜したら余裕。
しかし、敢えて時間を長めに申告しておくことで、少しでも時間を稼ごうという腹である。
とはいえ、一週間はちょっと長過ぎたか?
…と、思ったが。
会議の場では、積極的に意見を出さなければ、他のメンバー達からの信用度が下がる。
従って俺は、馬鹿な発言を延々と繰り返す。
「そうですね。それじゃまずは、その音楽療法に関する本を読んで、『光の灯台』に応用出来そうな箇所をリストアップしてみましょうか」
とんでもなく無駄な作業である。
だが、時間稼ぎには有効だ。
「分かりました。その作業は…同志ルナニア、あなたに頼めますか?」
おい。
音楽療法に関する本を借りてきたと言う女性党員が、俺にその本を手渡してきた。
お前が借りてきたのに、読んでレポート作成するのは、俺の仕事なのかよ。
まぁ、無理もない。
彼女は、ルリシヤが選んだなんちゃって精鋭開発チームの一員。
研究員に選ばられたにも関わらず、研究職なんて全く経験がない…どころか。
大した学歴を持つ訳でもなく、このような分厚い本は、読むだけでも精一杯なのだろう。
ましてや、その中から『光の灯台』に使えそうな文献を探し当てるのは、至難の業。
とてもじゃないけど自分には出来ない、と自覚してるんだろう。
だからこそ、本を借りてきただけで、それを読むことはしなかったのだろうし。
「なんかそれっぽい本見つけたから、持っていって読んでもらおう」とでも思ったんだろう。
浅はか。
自分で読め、自分で。
しかし。
「分かりました。任せてください」
仮にもルティス帝国総合大学の学生が、「そんな難しいこと出来ません」とは言えないので。
頼まれれば、引き受けざるを得ない。
実際、俺にとっては大した作業でもないしな。
それに、下手に他の奴の手に渡って、研究がおかしな方向に歪んでいったら困る。
あくまで、この研究の主導を握るのは、俺とルリシヤでなくてはならないのだから。
「頼めるか。済まないな、同志ルナニア」
その辺りの事情も熟知しているルリシヤが、俺にそう言った。
「いえいえ、お安い御用です」
「時間は、どれくらいかかりそうだ?」
おっ。
さすがルリシヤ、良い質問ですね。
時間稼ぎには最適の質問だ。
「そうですね…。一週間あれば、何とか出来ると思います」
嘘である。
こんなもの、一晩徹夜したら余裕。
しかし、敢えて時間を長めに申告しておくことで、少しでも時間を稼ごうという腹である。
とはいえ、一週間はちょっと長過ぎたか?
…と、思ったが。


