さて。
エリアスと共に、『帝国の光』本部ビルに到着。
俺達はそこで別れ、エリアスは上に、俺は下に向かった。
いつもの、俺の仕事場。
地下研究室。
「おはようございます」
中に入ると、まるで御神体のように、「それ」が鎮座していた。
言わずもがな、『光の灯台』である。
とはいえ、まだこれは完全な『光の灯台』ではない。
試作一号機のこれはまだ、白く塗られた単なるクズ鉄の塊でしかない。
ルナニア・ファーシュバルの任務は、このクズ鉄を、完全な『光の灯台』にすること。
ルレイア・ティシェリーの任務は、このクズ鉄を、絶対に完成させないこと。
この対立する二つの任務を、同時にこなさなければならないのだから。
案外、札束数えてる方が楽なのかもしれないな。
すると。
「あぁ、君か。おはよう」
「おはようございます、博士」
白いクズ鉄の後ろから、サシャ・バールレン…もとい、
薄ら若ハゲ反抗期家出症候群のなんちゃって博士が、ひょっこりと顔を覗かせた。
全ての元凶なんだってな、お前。
ルルシーに聞いたよ。
ルナニアの任務が終わったら、お前ボコボコにする予定だから、宜しく。
まずは、その脳天に僅かに残った髪を、芝刈り機で焼け野原にするところから始めるとしよう。
今から楽しみだよ。
こんな奴を、博士と呼ばなければならないのが非常に遺憾。
実際、この男は、博士と呼ばれていながら、何もしていないのだ。
エリアスと共に、『帝国の光』本部ビルに到着。
俺達はそこで別れ、エリアスは上に、俺は下に向かった。
いつもの、俺の仕事場。
地下研究室。
「おはようございます」
中に入ると、まるで御神体のように、「それ」が鎮座していた。
言わずもがな、『光の灯台』である。
とはいえ、まだこれは完全な『光の灯台』ではない。
試作一号機のこれはまだ、白く塗られた単なるクズ鉄の塊でしかない。
ルナニア・ファーシュバルの任務は、このクズ鉄を、完全な『光の灯台』にすること。
ルレイア・ティシェリーの任務は、このクズ鉄を、絶対に完成させないこと。
この対立する二つの任務を、同時にこなさなければならないのだから。
案外、札束数えてる方が楽なのかもしれないな。
すると。
「あぁ、君か。おはよう」
「おはようございます、博士」
白いクズ鉄の後ろから、サシャ・バールレン…もとい、
薄ら若ハゲ反抗期家出症候群のなんちゃって博士が、ひょっこりと顔を覗かせた。
全ての元凶なんだってな、お前。
ルルシーに聞いたよ。
ルナニアの任務が終わったら、お前ボコボコにする予定だから、宜しく。
まずは、その脳天に僅かに残った髪を、芝刈り機で焼け野原にするところから始めるとしよう。
今から楽しみだよ。
こんな奴を、博士と呼ばなければならないのが非常に遺憾。
実際、この男は、博士と呼ばれていながら、何もしていないのだ。


