俺も、ルーシッドも、エリアスも。
他の新入生達も。
黙って、彼らの御高説を聞いていた。
「改めて、『ルティス帝国を考える会』へようこそ、新入生の皆さん。私は会長の、エリミア・フランクッシュと言います。宜しくお願いします」
そう前置きして、彼女は話し始めた。
「私達のサークルでは、その名の通り、ルティス帝国の政治体制、ルティス帝国の未来を担っていく若者として、どうしたら私達の祖国が、より良い国になるのかについて、話し合ったり、意見を交わしています」
…。
「最近では、論文を書いたり…。そこに置いてありますよね。会員達が書いた論文を、冊子にまとめてあります。コピーもあるので、興味のある方は、是非持って帰って読んでみてください」
あっそ。
興味はないか、後で持って帰るとしよう。
「更に最近では、実際に政治活動をしている方にアポイントを取って、インタビューさせてもらったりなど、様々な活動をしています。そのときのインタビュー記事は、そこのパネルに貼ってあります」
あっそ。
こちらも興味はないが、後で読んでおくよ。
「…ところで、新入生の皆さん。皆さんは現代ルティス帝国政治について、どう思いますか?」
…あ?
何だ、藪から棒に。
「ここに集まっている皆さんは、きっとルティス帝国の現体制に対して、大なり小なり、疑問や不満を持っているものだと思っています」
…だろうね。
でなきゃ、こんな名前からして胡散臭いサークルになんて、足を運ばないよ。
現体制で納得して、満喫しているなら、向こうでもっと健全な…それこそ、サッカー同好会にでも入ってるよ。
「私達もそうです。この国の現体制は、何かがおかしい。間違っている。改善すべき点があるのではないか。そう思っている人々が、このサークルに入っています。皆さんもそうではありませんか?」
別にそんなことはないけど。
しかし、俺の周囲にいるルーシッド以外の新入生は。
その通りだとばかりに、頷いていた。
頭正気かあいつら。
「私達がまず一番に疑問に思っているのは、この国の王制、及び貴族制度。そして、帝国騎士団の存在です」
…始まった。
ルーシッドも、同じことを思ったに違いない。
他の新入生達も。
黙って、彼らの御高説を聞いていた。
「改めて、『ルティス帝国を考える会』へようこそ、新入生の皆さん。私は会長の、エリミア・フランクッシュと言います。宜しくお願いします」
そう前置きして、彼女は話し始めた。
「私達のサークルでは、その名の通り、ルティス帝国の政治体制、ルティス帝国の未来を担っていく若者として、どうしたら私達の祖国が、より良い国になるのかについて、話し合ったり、意見を交わしています」
…。
「最近では、論文を書いたり…。そこに置いてありますよね。会員達が書いた論文を、冊子にまとめてあります。コピーもあるので、興味のある方は、是非持って帰って読んでみてください」
あっそ。
興味はないか、後で持って帰るとしよう。
「更に最近では、実際に政治活動をしている方にアポイントを取って、インタビューさせてもらったりなど、様々な活動をしています。そのときのインタビュー記事は、そこのパネルに貼ってあります」
あっそ。
こちらも興味はないが、後で読んでおくよ。
「…ところで、新入生の皆さん。皆さんは現代ルティス帝国政治について、どう思いますか?」
…あ?
何だ、藪から棒に。
「ここに集まっている皆さんは、きっとルティス帝国の現体制に対して、大なり小なり、疑問や不満を持っているものだと思っています」
…だろうね。
でなきゃ、こんな名前からして胡散臭いサークルになんて、足を運ばないよ。
現体制で納得して、満喫しているなら、向こうでもっと健全な…それこそ、サッカー同好会にでも入ってるよ。
「私達もそうです。この国の現体制は、何かがおかしい。間違っている。改善すべき点があるのではないか。そう思っている人々が、このサークルに入っています。皆さんもそうではありませんか?」
別にそんなことはないけど。
しかし、俺の周囲にいるルーシッド以外の新入生は。
その通りだとばかりに、頷いていた。
頭正気かあいつら。
「私達がまず一番に疑問に思っているのは、この国の王制、及び貴族制度。そして、帝国騎士団の存在です」
…始まった。
ルーシッドも、同じことを思ったに違いない。


