怖がっているところ、申し訳ないが。
こちらも、悠長に尋問している暇はないんでな。
ここは、マフィア流で行こう。
「答えられないなら、答えたくなるようにしてやろう」
俺は、くるりと拳銃を回してホルスターに収めると。
半泣きでぶるぶる震えている、テナイ・バールレンの右手を掴み、上に上げた。
「ひっ」
「答えろ。サシャ・バールレンというのは誰だ?」
「ち、ちが…。わ、私は何も…」
「今の俺は、優しくお前が答えたくなるのを待ってやる暇はないんだ。答えたくないなら仕方ない」
俺は、振り上げたテナイの右手首を、捻り潰さんばかりに握った。
テナイが呻き声を上げたが、別にこの程度、痣が残るくらいだ。大袈裟な声を出すな。
「俺の質問に、5秒以内に答えろ。さもなくば、お前の右手の指を一本ずつ撃つ」
「!?」
テナイは、泣きそうな顔で目を見開いた。
「やれるな?アリューシャ」
俺は、インカムでアリューシャに尋ねた。
俺は、尋問役。
拷問役は、アリューシャだ。
『だーれに聞いてんだ?指一本なんざ、的がでか過ぎてあくびが出るわ。何なら、第一関節から順番にぶち抜いてやるよ』
愚問だったようだな。我が『青薔薇連合会』最強のスナイパーには。
しかし、
「待て、やめろ!この方はシェルドニア貴族の当主だ。異国人のお前達が…!」
ルシードだけは、相変わらず俺に怯みもしなかったが。
俺もまた、ルシードごときに怯みはしない。
「黙ってろ。こっちはルティス帝国存亡の危機を背負ってるんだ。大体、自分の国の王を暗殺する為に、無関係の異国人を利用しようとした、お前が言う台詞か?」
「っ…」
それを言われると、ルシードとしては痛いらしく。
口を噤むしかなかった。
「お前達には何の口出しもさせない。これは、俺達ルティス帝国と、この男の問題だ…!」
だったら、俺がどうしようと、テナイがどうなろうと、お前達の知るところではない。
「じゃあ始めるか。言っとくが、これは脅しじゃない。やると言ったら俺はやる。良いな?」
「ひっ、ま、まっ…」
待たない。
「サシャ・バールレンというのは誰だ?お前か?」
「そ、それは」
「5、4、3…」
容赦なく、カウントダウンを始める。
すると。
「ち、違う!私じゃない!私はテナイ・バールレンだ!」
余程、指を失うのが怖かったのか。
ようやく、テナイ・バールレンは流暢に喋り始めた。
こちらも、悠長に尋問している暇はないんでな。
ここは、マフィア流で行こう。
「答えられないなら、答えたくなるようにしてやろう」
俺は、くるりと拳銃を回してホルスターに収めると。
半泣きでぶるぶる震えている、テナイ・バールレンの右手を掴み、上に上げた。
「ひっ」
「答えろ。サシャ・バールレンというのは誰だ?」
「ち、ちが…。わ、私は何も…」
「今の俺は、優しくお前が答えたくなるのを待ってやる暇はないんだ。答えたくないなら仕方ない」
俺は、振り上げたテナイの右手首を、捻り潰さんばかりに握った。
テナイが呻き声を上げたが、別にこの程度、痣が残るくらいだ。大袈裟な声を出すな。
「俺の質問に、5秒以内に答えろ。さもなくば、お前の右手の指を一本ずつ撃つ」
「!?」
テナイは、泣きそうな顔で目を見開いた。
「やれるな?アリューシャ」
俺は、インカムでアリューシャに尋ねた。
俺は、尋問役。
拷問役は、アリューシャだ。
『だーれに聞いてんだ?指一本なんざ、的がでか過ぎてあくびが出るわ。何なら、第一関節から順番にぶち抜いてやるよ』
愚問だったようだな。我が『青薔薇連合会』最強のスナイパーには。
しかし、
「待て、やめろ!この方はシェルドニア貴族の当主だ。異国人のお前達が…!」
ルシードだけは、相変わらず俺に怯みもしなかったが。
俺もまた、ルシードごときに怯みはしない。
「黙ってろ。こっちはルティス帝国存亡の危機を背負ってるんだ。大体、自分の国の王を暗殺する為に、無関係の異国人を利用しようとした、お前が言う台詞か?」
「っ…」
それを言われると、ルシードとしては痛いらしく。
口を噤むしかなかった。
「お前達には何の口出しもさせない。これは、俺達ルティス帝国と、この男の問題だ…!」
だったら、俺がどうしようと、テナイがどうなろうと、お前達の知るところではない。
「じゃあ始めるか。言っとくが、これは脅しじゃない。やると言ったら俺はやる。良いな?」
「ひっ、ま、まっ…」
待たない。
「サシャ・バールレンというのは誰だ?お前か?」
「そ、それは」
「5、4、3…」
容赦なく、カウントダウンを始める。
すると。
「ち、違う!私じゃない!私はテナイ・バールレンだ!」
余程、指を失うのが怖かったのか。
ようやく、テナイ・バールレンは流暢に喋り始めた。


