…さて、客室らしき、広い部屋に連れてこられ。
室内の調度品の白さに、内心辟易しながらも。
何とか、バールレン家の当主と、相見えることが出来た。
「あの、アシミム様」
「何ですの?」
「そちらの方は…?お一人はアシミム様の従者だったと存じておりますが…」
テナイ・バールレンは、アシミムの横に立つ、俺とルシードに視線を移した。
ルシードは、アシミムの腰巾着として、他のシェルドニア貴族にも知られているだろうが。
俺は、初対面だからな。
何と紹介したら良いものか。まさか、ルティス帝国のマフィアの幹部だとも言えず。
すると、俺の代わりに、アシミムが答えた。
「こちらは、わたくしの…客人ですわ」
…間違ってはいないが。
客人と呼ぶには、あまりに雰囲気が殺伐としているな。
「そ、そうですか…。それで、その…」
「サシャ・バールレンというのは、お前か?」
「!?」
四の五の抜きだ。
単刀直入に、俺は不躾にそう尋ねた。
俺は客人かもしれないが、別に礼儀を尽くしてもらう必要はない。
質問の答えが聞ければ、それで良い。
シェルドニア貴族のマナーだのルールだの、知ったことか。
そして、俺の唐突の問いかけは、バールレン家当主には効果覿面だったようで。
その名前を聞いた途端。
狼狽えていた顔が、更に青くなった。
…当たりだ。
こいつは、明らかに何かを知っている。
室内の調度品の白さに、内心辟易しながらも。
何とか、バールレン家の当主と、相見えることが出来た。
「あの、アシミム様」
「何ですの?」
「そちらの方は…?お一人はアシミム様の従者だったと存じておりますが…」
テナイ・バールレンは、アシミムの横に立つ、俺とルシードに視線を移した。
ルシードは、アシミムの腰巾着として、他のシェルドニア貴族にも知られているだろうが。
俺は、初対面だからな。
何と紹介したら良いものか。まさか、ルティス帝国のマフィアの幹部だとも言えず。
すると、俺の代わりに、アシミムが答えた。
「こちらは、わたくしの…客人ですわ」
…間違ってはいないが。
客人と呼ぶには、あまりに雰囲気が殺伐としているな。
「そ、そうですか…。それで、その…」
「サシャ・バールレンというのは、お前か?」
「!?」
四の五の抜きだ。
単刀直入に、俺は不躾にそう尋ねた。
俺は客人かもしれないが、別に礼儀を尽くしてもらう必要はない。
質問の答えが聞ければ、それで良い。
シェルドニア貴族のマナーだのルールだの、知ったことか。
そして、俺の唐突の問いかけは、バールレン家当主には効果覿面だったようで。
その名前を聞いた途端。
狼狽えていた顔が、更に青くなった。
…当たりだ。
こいつは、明らかに何かを知っている。


