「大体、今時世襲制なんて古いよな。王様の子供に生まれたから、その子供が王様になる、なんて。何の努力も才能もなくても、国のトップに立てるんだぜ?」
「…そうなりますね」
「そこに、俺達が口を挟む権利はないんだ。おかしいよな。俺達の国なのに、何でたった一人の王様が、全部決めてる訳?」
「…女王一人で決めてる訳じゃ、ないかもしれませんよ?一応、帝国騎士団とか…」
「帝国騎士団だって、結局は貴族の子女の集まりだろ?同じ穴のムジナだよ」
…へー。
だってさ、言われてるよルーシッド。
「そこのところが、凄く自分の中で引っ掛かって…。で、この大学に、そういう政治体制を考えるサークルがあるって知って、ここだ!って思ったんだよな」
「…」
「ここなら、俺の思ってることを自由に討論して、俺と同じことを考えてる人もいるはずだと思って。だから…」
「…そうなんですか」
「あ、ごめん…。なんか、一人で熱く語っちゃって」
持論、めちゃくちゃ力説してたね。
「いえ、興味深い話でしたよ」
「ごめんな。それより…ルナニアは?ルナニアは、何か入りたいサークルあるの?サッカー同好会とか?」
それは貴様だ。
「…なんか、この流れで言いにくいと言うか、言い逃したと言うか…」
「?」
「…実は、俺も『ルティス帝国を考える会』に入ろうと思ってるんです」
「えっ、マジ!?」
運命的な偶然だよね。
これがラブロマンスだったら、ここからエリアスとの間で、何かが発展していくのだろうけど…。
残念ながら、俺のラブロマンスは、ルルシー固定なので。
他の誰かが入る余地はない。残念だったな。
「すげー偶然!高校のときは、なかなかそういう政治の話とか出来る人もいなかったからさ。ルナニアも、王制廃止派?」
「そうですね。俺も、前々から王政や貴族制度には疑問を持ってたんですが…。『天の光教』事件で、ハッキリ思いました。やっぱりおかしい、って」
「だよなぁ」
「だから、このサークルにと思って。同じ意見の人がいると知って安心しました。良かった、俺だけじゃなかったんですね」
「本当だよ。俺も安心した」
…などと。
話をしながら、大講義室に向かう。
目指す先は、二人共一致している。
件の、『ルティス帝国を考える会』だ。
「…そうなりますね」
「そこに、俺達が口を挟む権利はないんだ。おかしいよな。俺達の国なのに、何でたった一人の王様が、全部決めてる訳?」
「…女王一人で決めてる訳じゃ、ないかもしれませんよ?一応、帝国騎士団とか…」
「帝国騎士団だって、結局は貴族の子女の集まりだろ?同じ穴のムジナだよ」
…へー。
だってさ、言われてるよルーシッド。
「そこのところが、凄く自分の中で引っ掛かって…。で、この大学に、そういう政治体制を考えるサークルがあるって知って、ここだ!って思ったんだよな」
「…」
「ここなら、俺の思ってることを自由に討論して、俺と同じことを考えてる人もいるはずだと思って。だから…」
「…そうなんですか」
「あ、ごめん…。なんか、一人で熱く語っちゃって」
持論、めちゃくちゃ力説してたね。
「いえ、興味深い話でしたよ」
「ごめんな。それより…ルナニアは?ルナニアは、何か入りたいサークルあるの?サッカー同好会とか?」
それは貴様だ。
「…なんか、この流れで言いにくいと言うか、言い逃したと言うか…」
「?」
「…実は、俺も『ルティス帝国を考える会』に入ろうと思ってるんです」
「えっ、マジ!?」
運命的な偶然だよね。
これがラブロマンスだったら、ここからエリアスとの間で、何かが発展していくのだろうけど…。
残念ながら、俺のラブロマンスは、ルルシー固定なので。
他の誰かが入る余地はない。残念だったな。
「すげー偶然!高校のときは、なかなかそういう政治の話とか出来る人もいなかったからさ。ルナニアも、王制廃止派?」
「そうですね。俺も、前々から王政や貴族制度には疑問を持ってたんですが…。『天の光教』事件で、ハッキリ思いました。やっぱりおかしい、って」
「だよなぁ」
「だから、このサークルにと思って。同じ意見の人がいると知って安心しました。良かった、俺だけじゃなかったんですね」
「本当だよ。俺も安心した」
…などと。
話をしながら、大講義室に向かう。
目指す先は、二人共一致している。
件の、『ルティス帝国を考える会』だ。


