The previous night of the world revolution6~T.D.~

夕食は、ホテルに併設されたレストランのバイキングである。

バイキングを希望したのは、他でもない俺だ。

…いや、何でって。

バイキングだったら、自分の好きなものだけを選んで食べられるだろう?

その…シェルドニア料理って、言っちゃ悪いけど、ゲテモノ揃いだから。

せめて、少しでも危険度の低い料理だけを食べようと思って。

バイキング形式なら、被害の少なそうなメニューが、一つや二つはあるだろう。

それすらなかったときの為に、一応ルティス帝国から、携帯食料を持ってきてはいる。

シェルドニア滞在中に、ルリシヤと一緒にしばらく生活して、ある程度の耐性はついたが。

それでも、俺はやっぱり。

…ミミズペーストは、無理だわ。

故に。

「アリューシャ、無理はするなよ。後でルームサービスで、ルティス料理を頼んでもい、」

「おぉぉ!いっぱいある!すげーカラフルだし!これ全部食べて良いの?」

「え?いや…バイキングだから、どれ食べても良いけど。でもそれ、ゲテモ、」

「じゃあ全種コンプしちゃおーっと!」

全然聞いてない。

アリューシャは、白い皿と白いトングを片手に、意気揚々とシェルドニア料理を物色し始めた。

…。

あいつ、後で「ゲテモノ食わされた〜!」って泣きついてきても、俺は知らないからな。