長い長いフライトが終わり。
俺は、ようやくシェルドニア空港に、足をつけることが出来た。
この国に来られたことを喜ぶなんて、冗談じゃないが。
それでも、ようやく飛行機から降りることが出来て、俺はホッとした。
と、言うのも。
長いフライトの間中、起きているときは「暇〜!」を連呼するアリューシャの為に。
子供向けのアニメ映画を、立て続けに三本ほど見せ。
それが終われば、やっぱり「暇〜!」連呼をやめないアリューシャに、今度はトランプで、延々とババ抜きと七並べを繰り返した。
トランプなら、神経衰弱でも大富豪でも、色々遊び方があるだろうに、何故ババ抜きと七並べだけしかやらなかったのかって?
仕方ないだろ。
他のルールは、アリューシャが「分かんねぇ!」って言うんだから。
神経衰弱は、覚えられないから嫌なんだって。
俺だって、別のゲームのルールを教えたりもしたぞ?頑張って。
でも、何を言ってもどう説明しても、「?」な顔をしているだけで、理解してない。
仕方なく、ババ抜きと七並べだけで耐えた。
しかし、それもアリューシャは飽きたらしく。
やっぱり「暇〜!」とか言い出したので。
アイズお手製の絵本と紙芝居を読み、持参した塗り絵をやらせ、何ならしりとりにも付き合い。
合間合間で、「おやつ食べたい」と我儘言うアリューシャに、ちょっとずつおやつを与え(一度に多く与えたら、ご飯食べなくなっちゃうから、少しずつね。とのアイズの言葉)。
まさに幼稚園の先生になった気分で、最早周囲からの失笑も、見えない、聞こえない振りをして。
手を変え品を変え、アリューシャのお世話をした。
ようやく空港に着いたときには、俺はもうぐったりしていた。
介護疲れならぬ、育児疲れ。
しかも。
そうまでして、アリューシャの面倒を見たと言うのに。
当のアリューシャはと言うと。
「ふー、やっと着いた。やれやれだぜ全く!」
「…」
…この、涼しい顔だからな。
やれやれはこっちの台詞だ馬鹿!と、渾身の一発をくれてやりたいところだったが。
もう、そんな元気も残ってない。
何が怖いって、これ、まだ往路だからな。
復路があることを、忘れてはならない。
今から帰りのことを考えると、うんざりを通り越して、血反吐吐きそう。
しかも。
忘れてはいけない。
シェルドニアに着いた、ここからが俺達の任務の始まりなのだ。
俺は、ようやくシェルドニア空港に、足をつけることが出来た。
この国に来られたことを喜ぶなんて、冗談じゃないが。
それでも、ようやく飛行機から降りることが出来て、俺はホッとした。
と、言うのも。
長いフライトの間中、起きているときは「暇〜!」を連呼するアリューシャの為に。
子供向けのアニメ映画を、立て続けに三本ほど見せ。
それが終われば、やっぱり「暇〜!」連呼をやめないアリューシャに、今度はトランプで、延々とババ抜きと七並べを繰り返した。
トランプなら、神経衰弱でも大富豪でも、色々遊び方があるだろうに、何故ババ抜きと七並べだけしかやらなかったのかって?
仕方ないだろ。
他のルールは、アリューシャが「分かんねぇ!」って言うんだから。
神経衰弱は、覚えられないから嫌なんだって。
俺だって、別のゲームのルールを教えたりもしたぞ?頑張って。
でも、何を言ってもどう説明しても、「?」な顔をしているだけで、理解してない。
仕方なく、ババ抜きと七並べだけで耐えた。
しかし、それもアリューシャは飽きたらしく。
やっぱり「暇〜!」とか言い出したので。
アイズお手製の絵本と紙芝居を読み、持参した塗り絵をやらせ、何ならしりとりにも付き合い。
合間合間で、「おやつ食べたい」と我儘言うアリューシャに、ちょっとずつおやつを与え(一度に多く与えたら、ご飯食べなくなっちゃうから、少しずつね。とのアイズの言葉)。
まさに幼稚園の先生になった気分で、最早周囲からの失笑も、見えない、聞こえない振りをして。
手を変え品を変え、アリューシャのお世話をした。
ようやく空港に着いたときには、俺はもうぐったりしていた。
介護疲れならぬ、育児疲れ。
しかも。
そうまでして、アリューシャの面倒を見たと言うのに。
当のアリューシャはと言うと。
「ふー、やっと着いた。やれやれだぜ全く!」
「…」
…この、涼しい顔だからな。
やれやれはこっちの台詞だ馬鹿!と、渾身の一発をくれてやりたいところだったが。
もう、そんな元気も残ってない。
何が怖いって、これ、まだ往路だからな。
復路があることを、忘れてはならない。
今から帰りのことを考えると、うんざりを通り越して、血反吐吐きそう。
しかも。
忘れてはいけない。
シェルドニアに着いた、ここからが俺達の任務の始まりなのだ。


