サークル紹介が行われる、大講義室にぞろぞろと向かいながら。
俺は、エリアスに探りを入れてみることにした。
「エリアスさんは…」
「さん、は良いって。呼び捨てで良いよ」
馴れ馴れしいな畜生。
「…じゃ、エリアスは」
「何?」
「何か、入りたいサークルはあるんですか?」
彼は、何を目的にサークル勧誘会に参加しようとしているのか。
何かしら、目星をつけているサークルがあるのだろう。
あるいは、むしろ何の目星もついてないから、何か面白いサークルないかなぁ、と興味本位で見に行くのか。
別にどちらでも良いが、俺としては後者の方が有り難い。
前述の通り、エリアスが「サッカー同好会に入りたいんだー!一緒にどう?」とか言われたら。
断るのに、角が立つからな。
サッカーなんて、俺、超興味ないし。やったこともないし。
何なら、ルールもよく知らない。
点数多い方が勝ちなんだろ?
スポーツそのものは嫌いじゃないが、チームスポーツは嫌いだ。
だから、エリアスがスポーツ系のサークルに入りたがっているのなら。
俺としては、会話に困ると言うか…。
しかし。
この男は、俺が思っているよりずっと。
「優秀」な、情報源となり得る存在だった。
「あー、うん。実は俺、もう入りたいサークルが決まってるんだ。だから、出来ればもう、今日のうちに入部届出しておこうかなって」
ほう。
何やら固い決意を持っているらしいが。
そんなにサッカーしたいか。
「ちなみに、そのサークルって…」
ここで、「サッカー同好会!」って言われたら、困るところだったが。
エリアスは、
「『ルティス帝国を考える会』って知ってるか?」
「…!」
俺はその名前を聞いて、思わず足を止めてしまいそうになった。
…こんな偶然、あるか?
いかに俺が、死神級の幸運の持ち主と言えど。
「結構最近出来たばっかりのサークルらしいんだけど、ルティス帝国のこれからの政治体制について、メンバー内で話し合ったり、調べ合ったりするらしい。大学ホームページとか、パンフレットにも載っててさ」
…知ってる。
俺も、同じホームページと、同じパンフレットを読んだから。
そして、そのサークルこそ。
俺とルーシッドが、情報収集の為に入ろうとしているサークルの名前だから。
俺は、エリアスに探りを入れてみることにした。
「エリアスさんは…」
「さん、は良いって。呼び捨てで良いよ」
馴れ馴れしいな畜生。
「…じゃ、エリアスは」
「何?」
「何か、入りたいサークルはあるんですか?」
彼は、何を目的にサークル勧誘会に参加しようとしているのか。
何かしら、目星をつけているサークルがあるのだろう。
あるいは、むしろ何の目星もついてないから、何か面白いサークルないかなぁ、と興味本位で見に行くのか。
別にどちらでも良いが、俺としては後者の方が有り難い。
前述の通り、エリアスが「サッカー同好会に入りたいんだー!一緒にどう?」とか言われたら。
断るのに、角が立つからな。
サッカーなんて、俺、超興味ないし。やったこともないし。
何なら、ルールもよく知らない。
点数多い方が勝ちなんだろ?
スポーツそのものは嫌いじゃないが、チームスポーツは嫌いだ。
だから、エリアスがスポーツ系のサークルに入りたがっているのなら。
俺としては、会話に困ると言うか…。
しかし。
この男は、俺が思っているよりずっと。
「優秀」な、情報源となり得る存在だった。
「あー、うん。実は俺、もう入りたいサークルが決まってるんだ。だから、出来ればもう、今日のうちに入部届出しておこうかなって」
ほう。
何やら固い決意を持っているらしいが。
そんなにサッカーしたいか。
「ちなみに、そのサークルって…」
ここで、「サッカー同好会!」って言われたら、困るところだったが。
エリアスは、
「『ルティス帝国を考える会』って知ってるか?」
「…!」
俺はその名前を聞いて、思わず足を止めてしまいそうになった。
…こんな偶然、あるか?
いかに俺が、死神級の幸運の持ち主と言えど。
「結構最近出来たばっかりのサークルらしいんだけど、ルティス帝国のこれからの政治体制について、メンバー内で話し合ったり、調べ合ったりするらしい。大学ホームページとか、パンフレットにも載っててさ」
…知ってる。
俺も、同じホームページと、同じパンフレットを読んだから。
そして、そのサークルこそ。
俺とルーシッドが、情報収集の為に入ろうとしているサークルの名前だから。


