The previous night of the world revolution6~T.D.~

アリューシャ号の代わりに。

俺達は、白い飛行機に乗り込んだ訳だが。

上空に辿り着くなり、アリューシャが騒ぎ出した。

「うぉぉぉぉぉ!見てあれ!家がちっさ!的みてぇ!ちょっとやっぱりライフル返してくれ!あれ狙撃するから!アリューシャなら、動きながらでもあの家狙撃出来る気がする!」

「馬鹿、大声を出すな!あと民家を襲撃するな!」

窓際の席に貼り付いて叫ぶアリューシャを、俺は必死に諌めた。

今回は、隠密行動の為に、エコノミークラスの客席に紛れ込んでいるので。

アリューシャのアホな台詞が、周囲に丸聞こえ。

幸い、「スナイパーが乗り込んでる!?」と疑う者はおらず。

皆、「変な奴が乗ってるなぁ」と失笑で済ませてくれたので良かった。

代わりに、俺は大恥をかいた。

アイズ、信用してくれたのは嬉しいけどさ。

俺、アリューシャの面倒を見きれる自信がなくなってきたよ。