そうだというのに。
「アリューシャはなぁ、あのライフルが傍にないと、落ち着かねーの」
何だ、その我儘。
「何でだよ…。何でも良いだろ、武器なんて」
「何でも良くねーよ!」
凄い食い気味に怒ってきた。
まぁ、武器に対するこだわりがある奴は、とことんこだわってるからな。
俺は別に、手に馴染みさえすれば、特に武器にこだわりはないし。
ルリシヤなんかは、その時々によって持ってる武器が違うし、どんどん凶悪さも増しているが。
ルレイアやルーチェスは、それぞれ自分の持ち武器が決まっている。
そう思えば、アリューシャの場合。
何より、精密さと正確さを必要とするスナイパーにとっては、自分の手に馴染んだライフルというのは、手放し難い大事なものなのかもしれない。
特にアリューシャは、武器の性能と言うより、自分の実力で当てるタイプだからな。余計に。
…ん?そういえば、アリューシャのライフルと言えば。
「お前あれだよな、持ってるライフル、いつも変わらないよな」
「ん?」
「何なら…俺が『青薔薇連合会』に入ったときから、ずっと同じライフル使ってないか?」
もう、何年前の話だよ。
10年以上はたってるぞ。
10年もたてば、いかに最新の武器であっても、すっかり型遅れになってるだろうし。
メンテナンスを怠っていないとはいえ、やはりどうしても、経年劣化には耐えられない。
色んなところに、ガタが来ているはず。
それなのにアリューシャ、未だにいつも同じライフル使ってるよな。
「あー、あれな…。ダメになったら換えようとは思ってたけど、いつまでたってもダメにならねぇんだよなぁ」
「はぁ?」
何だ、それは。
そんな武器が有り得るのか?
「魔法でもかかってんのかねぇ」
「お前、適当なこと言って…」
「いやいや、これ、シュスリーのライフルだから。あながち有り得ないとは言い切れねぇんだよな」
…。
…誰?
「とにかくアリューシャは、あのライフルが一番良いんだよ」
「…ふーん…」
まぁ、お前がそう言うなら、否定はしないが。
ルレイアとかルーチェスは、武器の形にはこだわるが、ずっと同じ個体であることにはこだわらない。
今使ってるのがダメになったら、同じ武器で新しいものを発注している。
例の、『オプスキュリテ』という武器屋に。
あの武器屋には、いつもいつも、ルレイアの鎌を特注で用意してもらって、申し訳ないと思ってるよ。
『オプスキュリテ』なら、いくらでもアリューシャの手に馴染むライフルを、見つけてきてくれそうだが。
アリューシャが、「それが良い」と言うなら、それで良いのだろう。
…ともかく。
「…さぁ、行くぞアリューシャ。シェルドニアに」
「おうよ!アリューシャが一緒だからな。大船に乗ったつもりでいろよ!」
「…」
転覆しないか不安になるから、アリューシャ号には、出来るだけ乗りたくないものだ。
「アリューシャはなぁ、あのライフルが傍にないと、落ち着かねーの」
何だ、その我儘。
「何でだよ…。何でも良いだろ、武器なんて」
「何でも良くねーよ!」
凄い食い気味に怒ってきた。
まぁ、武器に対するこだわりがある奴は、とことんこだわってるからな。
俺は別に、手に馴染みさえすれば、特に武器にこだわりはないし。
ルリシヤなんかは、その時々によって持ってる武器が違うし、どんどん凶悪さも増しているが。
ルレイアやルーチェスは、それぞれ自分の持ち武器が決まっている。
そう思えば、アリューシャの場合。
何より、精密さと正確さを必要とするスナイパーにとっては、自分の手に馴染んだライフルというのは、手放し難い大事なものなのかもしれない。
特にアリューシャは、武器の性能と言うより、自分の実力で当てるタイプだからな。余計に。
…ん?そういえば、アリューシャのライフルと言えば。
「お前あれだよな、持ってるライフル、いつも変わらないよな」
「ん?」
「何なら…俺が『青薔薇連合会』に入ったときから、ずっと同じライフル使ってないか?」
もう、何年前の話だよ。
10年以上はたってるぞ。
10年もたてば、いかに最新の武器であっても、すっかり型遅れになってるだろうし。
メンテナンスを怠っていないとはいえ、やはりどうしても、経年劣化には耐えられない。
色んなところに、ガタが来ているはず。
それなのにアリューシャ、未だにいつも同じライフル使ってるよな。
「あー、あれな…。ダメになったら換えようとは思ってたけど、いつまでたってもダメにならねぇんだよなぁ」
「はぁ?」
何だ、それは。
そんな武器が有り得るのか?
「魔法でもかかってんのかねぇ」
「お前、適当なこと言って…」
「いやいや、これ、シュスリーのライフルだから。あながち有り得ないとは言い切れねぇんだよな」
…。
…誰?
「とにかくアリューシャは、あのライフルが一番良いんだよ」
「…ふーん…」
まぁ、お前がそう言うなら、否定はしないが。
ルレイアとかルーチェスは、武器の形にはこだわるが、ずっと同じ個体であることにはこだわらない。
今使ってるのがダメになったら、同じ武器で新しいものを発注している。
例の、『オプスキュリテ』という武器屋に。
あの武器屋には、いつもいつも、ルレイアの鎌を特注で用意してもらって、申し訳ないと思ってるよ。
『オプスキュリテ』なら、いくらでもアリューシャの手に馴染むライフルを、見つけてきてくれそうだが。
アリューシャが、「それが良い」と言うなら、それで良いのだろう。
…ともかく。
「…さぁ、行くぞアリューシャ。シェルドニアに」
「おうよ!アリューシャが一緒だからな。大船に乗ったつもりでいろよ!」
「…」
転覆しないか不安になるから、アリューシャ号には、出来るだけ乗りたくないものだ。


