翌日。
俺はエリアスと共に、『帝国の光』本部に向かっていた。
…正直。
エリアスが隣にいることは、想定外だった。
俺が『帝国の光』に呼ばれたのは、計画通りだ。
ヒイラの側近であるルリシヤが、例の「モノ」に関する研究員の募集という名目で、俺を呼び寄せたのだ。
今やヒイラの親衛隊に抜擢されたルリシヤは、『帝国の光』でも大きな発言権を持っている。
彼の推薦があれば、確実に『帝国の光』に入れると思っていた。
想定外だったのは、隣りにいるこいつ。
何で、お前まで呼ばれてんの?
くっそ邪魔なんだけど。
すると。
「ルナニアがいてくれて良かったよ」
エリアスが、自分の方から喋り始めた。
「?どういう意味ですか?」
「いや、最初に『帝国の光』に呼ばれたとき、『ルティス帝国を考える会』から抜擢されたのは、俺一人かと思ってたんだ」
俺も、お前と全く同じことを思ってたよ。
「でも、一人じゃなかった。しかも、一番の親友のルナニアが一緒なんて」
それは光栄ですね。
俺は、お前を友と思ったことは、一度もありませんが。
俺の隣にいる人間は、いつだって一人だけだ。
「にしても、ルナニアは凄いな。本当に、実力を買われて『帝国の光』に呼ばれたんだな」
「?それはあなたもでは?」
俺は、ルリシヤの鶴の一声があったから、『帝国の光』に入党を果たせたが。
エリアスには、『帝国の光』側から推薦をもらう機会なんてなかったはずだ。
しかし。
「いや、俺、実はエリミア会長に推薦してもらったんだ」
お前も忖度があったのかよ。
お互い、実力で入党した訳ではないと。
「ビラ配りを学外でやろうって言い出したの、俺じゃん?なんか、そこを凄い評価してもらえてさ」
「成程。確かに、あれは画期的なアイデアでしたもんね」
「あと、ボランティアにもほぼ全部参加してるからって。お陰で今、ここにいられるよ」
それは良かったですね。
ここが、お前の思ってるような場所だったらな。
「これでまた、ルティス帝国の未来を守る人達の力になれる。ルナニアが一緒だと、凄く心強いよ」
「俺もですよ、エリアス」
笑顔を向けるな、気色悪い。
アイズの計画が成功すれば、こいつとの偽りの友情もそれまで。
もうしばらくの辛抱だ。
俺はエリアスと共に、『帝国の光』本部に向かっていた。
…正直。
エリアスが隣にいることは、想定外だった。
俺が『帝国の光』に呼ばれたのは、計画通りだ。
ヒイラの側近であるルリシヤが、例の「モノ」に関する研究員の募集という名目で、俺を呼び寄せたのだ。
今やヒイラの親衛隊に抜擢されたルリシヤは、『帝国の光』でも大きな発言権を持っている。
彼の推薦があれば、確実に『帝国の光』に入れると思っていた。
想定外だったのは、隣りにいるこいつ。
何で、お前まで呼ばれてんの?
くっそ邪魔なんだけど。
すると。
「ルナニアがいてくれて良かったよ」
エリアスが、自分の方から喋り始めた。
「?どういう意味ですか?」
「いや、最初に『帝国の光』に呼ばれたとき、『ルティス帝国を考える会』から抜擢されたのは、俺一人かと思ってたんだ」
俺も、お前と全く同じことを思ってたよ。
「でも、一人じゃなかった。しかも、一番の親友のルナニアが一緒なんて」
それは光栄ですね。
俺は、お前を友と思ったことは、一度もありませんが。
俺の隣にいる人間は、いつだって一人だけだ。
「にしても、ルナニアは凄いな。本当に、実力を買われて『帝国の光』に呼ばれたんだな」
「?それはあなたもでは?」
俺は、ルリシヤの鶴の一声があったから、『帝国の光』に入党を果たせたが。
エリアスには、『帝国の光』側から推薦をもらう機会なんてなかったはずだ。
しかし。
「いや、俺、実はエリミア会長に推薦してもらったんだ」
お前も忖度があったのかよ。
お互い、実力で入党した訳ではないと。
「ビラ配りを学外でやろうって言い出したの、俺じゃん?なんか、そこを凄い評価してもらえてさ」
「成程。確かに、あれは画期的なアイデアでしたもんね」
「あと、ボランティアにもほぼ全部参加してるからって。お陰で今、ここにいられるよ」
それは良かったですね。
ここが、お前の思ってるような場所だったらな。
「これでまた、ルティス帝国の未来を守る人達の力になれる。ルナニアが一緒だと、凄く心強いよ」
「俺もですよ、エリアス」
笑顔を向けるな、気色悪い。
アイズの計画が成功すれば、こいつとの偽りの友情もそれまで。
もうしばらくの辛抱だ。


