―――――――…丁度その頃。



俺とルーシッドの潜伏先マンションでは。

「…くしゅっ」

「…大丈夫ですか?」

あぁごめんなさい。今くしゃみしたの俺です。

「えぇ、大丈夫です。きっと今頃俺のルルシーが、俺への愛を語ってくれてるんでしょう」

「…くしゃみって、そういうものでしたっけ?」

何か言ったか?

大丈夫、ちゃんと伝わってますよルルシー。あなたのラブコールは。

だから。