The previous night of the world revolution6~T.D.~

何こいつ?

何でライフル持ってんの?任務帰り?

剥き身で持つなよ。ケースに入れろ。危ないだろ。

セーフティはしてあるんだろうけど…。

「ルル公〜っ、ルル公〜っ!」

喧しい。

「何だよ…」

俺は今、相棒の身を案じていたのだが?

俺が案じたところで、どうにかなる問題ではないものの。

「アイ公が〜。アイ公がよ〜…」

「…!」

…なんと。
 
アリューシャも、相棒の身を案じていたらしい。

「アイズがどうした?」

「すげー悩んでんの。マジ。眉間にこーんな、バーさんみたいな皺寄せて」

アリューシャは、酸っぱいみたいな顔をして皺を再現してみせたが…。

眉間、全然皺寄ってないぞお前。

まぁ、言いたいことは分かる。

「アイ公がすげー悩んでるみたいだったから、アリューシャ心配でさぁ」

そうか。

お前も相棒の身を心配し、

「3キロくらい先にある、ビルの上で狙撃体勢してスコープ覗いてたらさぁ、アイ公がすげー考え込んでるのが見えてさぁ〜っ!」

「…」

…えらいところから見てんな、お前。

普通に見ろよ。

ってか、よく見えたな。

素晴らしいスナイパーの才能を、こんなところで発揮するな。

どんな目してんだ。

「アリューシャどうしたらいーの!?どうしたら、アイ公に元気出してもらえる!?」

…頑張ってんな、アリューシャ。

何とかアイズに元気を出してもらおうと、ない頭を捻って…。

「…ポテチか?ポテチ…ポテチをあげたら元気出してくれるかな!?」

やっぱり、ない頭はないままだった。

誰もがお前みたいに、頭の中ポテチで出来てる訳じゃないんだよ。

今日日、小学生でもポテチくらいじゃ喜ばんぞ。

しかし。

今日のアリューシャは、一味違っていた。

「いや…違う。ポテチじゃ、アイ公は元気出してくれない気がする!」

おっ。

ようやく、そこに気づいたか。

…おっそ。