The previous night of the world revolution6~T.D.~

…アイズの立てた計画通りに、事が進んでいるのなら。

ルレイアは…あいつは、今頃…。

「…」

…ただでさえ、危険に飛び込むのは、あいつのジョブみたいなものなのに。

危険に飛び込むな、とは言わないよ。

あの人型暴走機関車に、止まれと言う方が無謀だ。

でも。

「…一人で、行くなよ」

あいつ、俺が今どんな気持ちでいるか、分かってるんだろうか。

お前がどんな暴走機関車だろうが、それでも俺は、お前と一緒に行くから。

行き先が地獄でも冥府でも、戦場のど真ん中だろうと、大海原の真っ只中だろうと。

喜んで、一緒に何処にでも行くからさ。

でも、一人では行くなよ。

いつだって、どんなときだって。

お前の隣には、俺が居たかった。

だから、今回、お前だけ一人を危険な目に遭わせることになって。

俺がどれほど、心が壊れそうなほど不安で苦しいか。

お前に分かるか?なぁ、ルレイア。

そりゃ、俺はお前ほど賢くないし、強くもないけど。

だけど俺にとって、お前は、

「ルル公〜っ!!」

「うわっ」

いきなり、ノックもなしに執務室の扉が開いて。

何故か、片手に物騒なライフルを持ったアリューシャが、半泣きで飛び込んできた。