連れて行かれたのは、俺の予想通りの場所だった。
武器を隠してある地下室の、その奥。
この武器庫、まだこの先に空間が続いてるなぁと、常々思っていた。
スパイが好奇心に逸ると、ろくなことにならないので、敢えて無視していた。
ヒイラの信頼を得る為にも、彼が望む以上のことをしない方が良いと思ったのだ。
で、その先を、ようやく今日見せてくれると?
「さぁ、こっちだ」
ヒイラがずんずんと歩いて進んだ先に、鍵のかかった部屋の扉があった。
7つの数字を合わせると開く、ダイヤル錠。
大抵この手のダイヤル錠は、4桁がありがちだ。
4桁のダイヤル錠なんて、鍵を見ると開けたくなるタイプの俺にとっては、朝飯前どころか。
いっそ、寝ながら出来るレベルだが。
アリューシャ先輩に、たかが1メートル前のりんごを狙撃してくれないか、と頼むのと一緒。余裕過ぎて草も生えない。
しかし、7桁とは珍しい。
是非、自分の手で解錠させて欲しい。
多分、5分くれたら開けられる。
うぅ。鍵を見ると開けたくなる性が疼く。
仮面が。俺の仮面が、あの鍵を自分で解錠したいと叫んでいる。
だが、ここで俺の特技を披露しては、ヒイラに疑われるどころの騒ぎじゃ済まないので。
我慢、我慢だルリシヤ・クロータス。
「これからダイヤル錠の数字を教えるから、覚えてもらえるか?」
「分かった」
大丈夫。
覚えなくても、すぐ開けられるから。
まぁ、一応覚えている振りをするか。
「この数字は、この研究室が出来た日付なんだよ」
と、ご丁寧に説明してくれるヒイラ。
日付って。パスワードにしたらいけない番号の筆頭じゃないか。
たまにいるだろ。誕生日をパスワードにする人。
あれな、俺みたいなプロにしてみたら、簡単過ぎて片腹大激痛だから。
俺に秘密を暴かれたくないって人は、今すぐパスワードを変えた方が良い。
それでも開けるけどな。
「さぁ、開いた」
カチリ、と音がして。
ダイヤル錠が開いた。
さて、この先に何が待っているやら。
秘密の武器庫を見せられた今、今更何が出てきても、驚きはしないだろうが…。
…と。
武器を隠してある地下室の、その奥。
この武器庫、まだこの先に空間が続いてるなぁと、常々思っていた。
スパイが好奇心に逸ると、ろくなことにならないので、敢えて無視していた。
ヒイラの信頼を得る為にも、彼が望む以上のことをしない方が良いと思ったのだ。
で、その先を、ようやく今日見せてくれると?
「さぁ、こっちだ」
ヒイラがずんずんと歩いて進んだ先に、鍵のかかった部屋の扉があった。
7つの数字を合わせると開く、ダイヤル錠。
大抵この手のダイヤル錠は、4桁がありがちだ。
4桁のダイヤル錠なんて、鍵を見ると開けたくなるタイプの俺にとっては、朝飯前どころか。
いっそ、寝ながら出来るレベルだが。
アリューシャ先輩に、たかが1メートル前のりんごを狙撃してくれないか、と頼むのと一緒。余裕過ぎて草も生えない。
しかし、7桁とは珍しい。
是非、自分の手で解錠させて欲しい。
多分、5分くれたら開けられる。
うぅ。鍵を見ると開けたくなる性が疼く。
仮面が。俺の仮面が、あの鍵を自分で解錠したいと叫んでいる。
だが、ここで俺の特技を披露しては、ヒイラに疑われるどころの騒ぎじゃ済まないので。
我慢、我慢だルリシヤ・クロータス。
「これからダイヤル錠の数字を教えるから、覚えてもらえるか?」
「分かった」
大丈夫。
覚えなくても、すぐ開けられるから。
まぁ、一応覚えている振りをするか。
「この数字は、この研究室が出来た日付なんだよ」
と、ご丁寧に説明してくれるヒイラ。
日付って。パスワードにしたらいけない番号の筆頭じゃないか。
たまにいるだろ。誕生日をパスワードにする人。
あれな、俺みたいなプロにしてみたら、簡単過ぎて片腹大激痛だから。
俺に秘密を暴かれたくないって人は、今すぐパスワードを変えた方が良い。
それでも開けるけどな。
「さぁ、開いた」
カチリ、と音がして。
ダイヤル錠が開いた。
さて、この先に何が待っているやら。
秘密の武器庫を見せられた今、今更何が出てきても、驚きはしないだろうが…。
…と。


