The previous night of the world revolution6~T.D.~

おまけにこの講演、休日とか平日とか関係ないから。

模範的な革命闘士を演じる俺としては、毎回参加する必要がある。

お陰で、昨日は北へ、今日は西へ、明日は南へと、振り回されっぱなし。

何故か俺と共に、律儀についてくるエリアスも同様。

当然講義を蔑ろにして、ボランティアに参加している。

思いっきり、学業に影響出てるけど。

俺はともかく、エリアス、お前このままだと、単位落とすぞ。

お前が留年しようが何しようが、お前の勝手だけどな。

教師になるんじゃなかったのか?

このまま講義サボり続けてたら、そもそも大学を卒業出来ないぞ。

これじゃあ、ボランティアしに大学に来たのか、教師になる為に大学に来たのか分からないな。

本末転倒って奴だ。

これを見たら、エリアスの親は泣いてるだろうなぁ。

で、たまに、このボランティア活動に、ABC三兄弟も参加するのだが。

しかし俺とエリアスは、ボランティアを募集される度、毎回応募しては、参加している。

俺は、そういう演技をする必要があるから、参加しているだけだ。

従って、本当にボランティアをやりたくてやってるのは、エリアスだけ。

俺は、毎日鬱憤晴らしに、マッサージ専門のハーレム会員を部屋に連れ込んだり。

ルーシッドに愚痴りまくって、家の中を掃除させたりと、何らかの憂さ晴らしをしているが。

エリアスは、これに加えて、『帝国の光』への献金の為に、夜間バイトも掛け持ちしているとか。

日に日に、この『帝国の光』への奉仕活動に傾倒しているように見えた。

本人がそれで良いなら、俺が口を挟む義理はないが。

ルティス帝国の未来の為、という大義名分のもとに、骨身を惜しまず働く様は。

俺にとっては、異常者のそれに他ならないように見えた。