昼休憩だからって、喫茶店やレストランに入る訳ではない。
駅前の噴水の傍にある、ベンチに腰掛けていた。
季節が季節だったら、暑いか寒いで、絶対無理だったろうな。
しかも、昼休憩に食べるものも。
「コンビニで、何か買ってくる…」
エリアスが、重い腰を上げようとしたが。
俺が、それを制した。
「エリアス。これ、大したものじゃないですけど」
俺は、タッパーの入った紙袋を差し出した。
「ルナニア?」
お昼はコンビニで済ませ、質素倹約…も良いが。
本当の貧困層にとっては、コンビニですら贅沢。
従って、俺は模範的な革命闘士であることを示す為に、色々と小細工を考えてきたのだ。
「持ってきたんです。おにぎりですけど。お茶もありますから」
俺は、コップ付きの水筒を取り出した。
どうだ、ちょっとは感動したか。
「ルナニア…」
その目は、尊敬と羨望の眼差しに満ち溢れていた。
ふっ。チョロい奴。
ちょっと小芝居してみたら、これだよ。
「そうだな。ルティス帝国では、今日食べるものに困ってる人もいるのに…。俺達が、贅沢をする訳にはいかないもんな」
「そうです。『帝国の光』の為に、今は少しでも倹約しましょう」
「あぁ、ルナニアの言う通りだ」
ベンチに座り直したエリアスの前に、俺はタッパーを開けた。
マジで、おにぎりだけである。
塩むすびのみにするか、ちょっと悩んだが。
せめてもの情けということで、海苔だけつけておいた。
よって、中身の具は無し。
質素倹約弁当である。
いっそ、日の丸弁当の方が良かっただろうか?
「凄いな、これ、ルナニアが作ったのか?」
「はい」
嘘である。
エリュシアにやらせた。今朝。
とはいえ奴は俺の下僕なので、俺がやったと言っても過言ではないな。
「ありがとう。もらうよ」
「えぇ、どうぞ」
この質素感を出す為に。
俺はわざわざ、エリュシアにスーパーに行かせて、一番安い米を買わせ。
エリュシアを電気屋にやって、安い炊飯器を買わせ。
エリュシアに指示して、塩も少なめ、海苔もケチらせて、おにぎりを作らせたんだぞ。
全く、本当に苦労したよ。
俺、頑張っただろう?褒めて欲しいよ。
駅前の噴水の傍にある、ベンチに腰掛けていた。
季節が季節だったら、暑いか寒いで、絶対無理だったろうな。
しかも、昼休憩に食べるものも。
「コンビニで、何か買ってくる…」
エリアスが、重い腰を上げようとしたが。
俺が、それを制した。
「エリアス。これ、大したものじゃないですけど」
俺は、タッパーの入った紙袋を差し出した。
「ルナニア?」
お昼はコンビニで済ませ、質素倹約…も良いが。
本当の貧困層にとっては、コンビニですら贅沢。
従って、俺は模範的な革命闘士であることを示す為に、色々と小細工を考えてきたのだ。
「持ってきたんです。おにぎりですけど。お茶もありますから」
俺は、コップ付きの水筒を取り出した。
どうだ、ちょっとは感動したか。
「ルナニア…」
その目は、尊敬と羨望の眼差しに満ち溢れていた。
ふっ。チョロい奴。
ちょっと小芝居してみたら、これだよ。
「そうだな。ルティス帝国では、今日食べるものに困ってる人もいるのに…。俺達が、贅沢をする訳にはいかないもんな」
「そうです。『帝国の光』の為に、今は少しでも倹約しましょう」
「あぁ、ルナニアの言う通りだ」
ベンチに座り直したエリアスの前に、俺はタッパーを開けた。
マジで、おにぎりだけである。
塩むすびのみにするか、ちょっと悩んだが。
せめてもの情けということで、海苔だけつけておいた。
よって、中身の具は無し。
質素倹約弁当である。
いっそ、日の丸弁当の方が良かっただろうか?
「凄いな、これ、ルナニアが作ったのか?」
「はい」
嘘である。
エリュシアにやらせた。今朝。
とはいえ奴は俺の下僕なので、俺がやったと言っても過言ではないな。
「ありがとう。もらうよ」
「えぇ、どうぞ」
この質素感を出す為に。
俺はわざわざ、エリュシアにスーパーに行かせて、一番安い米を買わせ。
エリュシアを電気屋にやって、安い炊飯器を買わせ。
エリュシアに指示して、塩も少なめ、海苔もケチらせて、おにぎりを作らせたんだぞ。
全く、本当に苦労したよ。
俺、頑張っただろう?褒めて欲しいよ。


