「もっと多くの人に、俺達の存在を知ってもらわなきゃ。ルティス帝国民の意識を、根本的に変えていかなきゃならないんだ」
「…」
そりゃ、ご大層な理想をお持ちのようで。
頭の中おめでたくて、おめでとうございます。
「その為には、学内で燻ってたんじゃ駄目だ。もっと広く知ってもらうんだよ」
そして、俺の役目は。
「は?お前、寝言なら寝て言えよアホか」と、ド正論ぶつけることではなく。
「確かに…。俺も、同意見です」
エリアス同様、真剣な顔をして頷くことだった。
言わなくても分かると思うが、俺の本心じゃないからな。
「そうか。ルナニアも、そう思ってくれるか」
エリアスは、嬉しそうな顔で言った。
「はい。学内だけで活動していても、いずれ限界が来ます。それに…学内の学生達には、既に配り尽くしてますしね」
あの女派遣員。
明らかに、全校生徒の数以上にビラ置いていきやがったから。
同じ学生に、二枚、三枚同じものを渡してしまっている現状。
渡される方も、「こんなに要らねぇよ」と思ってるだろうな。
「そうだよな。じゃあ…やっぱり、外に行こう」
「何処に行きましょう。人が集まるところが良いですよね」
「あぁ。人の出入りが激しくて、たくさんの人に知ってもらうチャンスのある場所は…」
と、考え込んだエリアスに。
「それなら、良い場所がありますよ」
と、俺が答えた、
お陰で。
「『ルティス帝国を考える会』です。皆さん、これを読んでください」
「お願いします」
俺は、エリアスと共に、休日返上で。
駅の前に立って、さながら宗教勧誘のごとく、今日も元気にビラ配りである。
あー、余計なこと言わなきゃ良かった、と思いながら。
「…」
そりゃ、ご大層な理想をお持ちのようで。
頭の中おめでたくて、おめでとうございます。
「その為には、学内で燻ってたんじゃ駄目だ。もっと広く知ってもらうんだよ」
そして、俺の役目は。
「は?お前、寝言なら寝て言えよアホか」と、ド正論ぶつけることではなく。
「確かに…。俺も、同意見です」
エリアス同様、真剣な顔をして頷くことだった。
言わなくても分かると思うが、俺の本心じゃないからな。
「そうか。ルナニアも、そう思ってくれるか」
エリアスは、嬉しそうな顔で言った。
「はい。学内だけで活動していても、いずれ限界が来ます。それに…学内の学生達には、既に配り尽くしてますしね」
あの女派遣員。
明らかに、全校生徒の数以上にビラ置いていきやがったから。
同じ学生に、二枚、三枚同じものを渡してしまっている現状。
渡される方も、「こんなに要らねぇよ」と思ってるだろうな。
「そうだよな。じゃあ…やっぱり、外に行こう」
「何処に行きましょう。人が集まるところが良いですよね」
「あぁ。人の出入りが激しくて、たくさんの人に知ってもらうチャンスのある場所は…」
と、考え込んだエリアスに。
「それなら、良い場所がありますよ」
と、俺が答えた、
お陰で。
「『ルティス帝国を考える会』です。皆さん、これを読んでください」
「お願いします」
俺は、エリアスと共に、休日返上で。
駅の前に立って、さながら宗教勧誘のごとく、今日も元気にビラ配りである。
あー、余計なこと言わなきゃ良かった、と思いながら。


