ルルシー殿が、紙袋の中身を開けると。
そこには、タッパーに詰められたチキンカレー。
カレーって、大抵野菜がゴロゴロ入ってるものだと思っていたが…。
…このカレー、何故か、野菜が全部ミリ単位。
その為、半ば野菜が溶けてしまっている有り様。
「…済まんな。野菜小さく刻まないと、アリューシャが食わないんだよ」
俺の考えていることに気づいたのか、ルルシー殿がそう言った。
「あ、いえ…」
アリューシャ殿と言ったら、確か『青薔薇連合会』の幹部の一人。
俺の記憶が正しければ、凄まじい技術を持つスナイパーだったはず。
『青薔薇連合会』の超絶技巧スナイパーが、野菜嫌いとは…。
…世の中、人は見た目に寄らないってことだな。
「しかし、もう夕飯食べてたか。ちょっと遅かったな。やっぱり連絡してから来ればよかっ、」
「いえいえ、遅くなんかないですよ!今から食べます!」
目、相変わらずキラキラのルレイア殿である。
「いや、でももう用意してあるじゃないか」
「こんな豚の餌、全部ルーシッドに食わせれば良いんですよ」
さっきまで、美味しいって褒めてたのに。
豚の餌呼ばわり。
酷い。星付きレストランのシェフが作ってくれたのに。
しかも、俺が二人分食べるんですか?
そりゃ、極力食べ物を無駄にしたくはないけれども。
「あのな、ルレイア…」
「はい、そんな訳なので、ルーシッドどうぞ。俺はルルシーの愛妻カレーを食べます」
「…はい…」
済みません、ルレイア殿のハーレム会員のシェフの方々。
あなたの主の代わりに、俺が謝ります。俺の謝罪なんて、要らないかもしれないですが。
「にゅふふ。久々のルルシーの手料理!ルルシーの手汗と手垢がたっぷりと…」
「嫌な言い方をするな。あと、ちゃんとルーシッドにも分け、」
「いただきまーす!」
「おい、話を聞け」
駄目みたいですよ、ルルシー殿。
ルレイア殿、もう周りが見えていらっしゃらない。
恍惚として、ルルシー殿の手料理カレーに夢中。
「美味しい!まさにさっきまで食べていた料理が、豚の餌に感じるほど美味しいですよルルシー」
「あ、そう…。それなら良かったけど…」
ルレイア殿のハーレム会員シェフの、名誉の為に言いますが。
さっきまで食べていた料理は、断じて豚の餌ではありません。
「にゅふふ。にゅふ。やっぱりルルシーの料理が一番最高…」
「…」
物凄いフェロモンで、もう近寄るのも怖い。
…ルルシー殿。
なんか、もう、今のルレイア殿には、何を言っても通じそうにないので。
「…とりあえず、こっちは俺が食べます…」
俺は、さっきまで食べていた、ハーレム会員さんが作ってくれた料理を、再び口に入れた。
折角、星付きレストランのシェフが、ルレイア殿の為にと作ってくれたというのに。
豚の餌呼ばわりされ、挙げ句捨てられるのでは、あまりにも報われない。
二人分は、さすがにちょっと多いけれども…。
「済まんな…ルーシッド…」
「いえ…」
さっきまで、ひたすら猥談を披露されていたので。
それに比べれば、これしき。
そこには、タッパーに詰められたチキンカレー。
カレーって、大抵野菜がゴロゴロ入ってるものだと思っていたが…。
…このカレー、何故か、野菜が全部ミリ単位。
その為、半ば野菜が溶けてしまっている有り様。
「…済まんな。野菜小さく刻まないと、アリューシャが食わないんだよ」
俺の考えていることに気づいたのか、ルルシー殿がそう言った。
「あ、いえ…」
アリューシャ殿と言ったら、確か『青薔薇連合会』の幹部の一人。
俺の記憶が正しければ、凄まじい技術を持つスナイパーだったはず。
『青薔薇連合会』の超絶技巧スナイパーが、野菜嫌いとは…。
…世の中、人は見た目に寄らないってことだな。
「しかし、もう夕飯食べてたか。ちょっと遅かったな。やっぱり連絡してから来ればよかっ、」
「いえいえ、遅くなんかないですよ!今から食べます!」
目、相変わらずキラキラのルレイア殿である。
「いや、でももう用意してあるじゃないか」
「こんな豚の餌、全部ルーシッドに食わせれば良いんですよ」
さっきまで、美味しいって褒めてたのに。
豚の餌呼ばわり。
酷い。星付きレストランのシェフが作ってくれたのに。
しかも、俺が二人分食べるんですか?
そりゃ、極力食べ物を無駄にしたくはないけれども。
「あのな、ルレイア…」
「はい、そんな訳なので、ルーシッドどうぞ。俺はルルシーの愛妻カレーを食べます」
「…はい…」
済みません、ルレイア殿のハーレム会員のシェフの方々。
あなたの主の代わりに、俺が謝ります。俺の謝罪なんて、要らないかもしれないですが。
「にゅふふ。久々のルルシーの手料理!ルルシーの手汗と手垢がたっぷりと…」
「嫌な言い方をするな。あと、ちゃんとルーシッドにも分け、」
「いただきまーす!」
「おい、話を聞け」
駄目みたいですよ、ルルシー殿。
ルレイア殿、もう周りが見えていらっしゃらない。
恍惚として、ルルシー殿の手料理カレーに夢中。
「美味しい!まさにさっきまで食べていた料理が、豚の餌に感じるほど美味しいですよルルシー」
「あ、そう…。それなら良かったけど…」
ルレイア殿のハーレム会員シェフの、名誉の為に言いますが。
さっきまで食べていた料理は、断じて豚の餌ではありません。
「にゅふふ。にゅふ。やっぱりルルシーの料理が一番最高…」
「…」
物凄いフェロモンで、もう近寄るのも怖い。
…ルルシー殿。
なんか、もう、今のルレイア殿には、何を言っても通じそうにないので。
「…とりあえず、こっちは俺が食べます…」
俺は、さっきまで食べていた、ハーレム会員さんが作ってくれた料理を、再び口に入れた。
折角、星付きレストランのシェフが、ルレイア殿の為にと作ってくれたというのに。
豚の餌呼ばわりされ、挙げ句捨てられるのでは、あまりにも報われない。
二人分は、さすがにちょっと多いけれども…。
「済まんな…ルーシッド…」
「いえ…」
さっきまで、ひたすら猥談を披露されていたので。
それに比べれば、これしき。


