「る…ルルシー殿…」
「な、何だ…?」
涙目で見つめられ、ルルシー殿は若干たじろいでいた。
大変だったんですよ。さっきまで。
ルレイア殿は猥談よりも、ルルシー殿の来訪の方がずっと重要だったようで。
「ルルシー!」
「うわっ!」
食卓を飛び出して、ルルシー殿にしがみついた。
「にゅふふ〜ルルシールルシールルシー」
「あー、うん…。はいはい…」
「会いたかったですよルルシー…。ルルシーも俺に会いたかったですよね?」
目をキラッキラさせて尋ねるルレイア殿。
「え?そりゃ…まぁ、会いたかったけど…」
「ですよね!ルルシーも俺に会いた過ぎて、口から涎が止まりませんでしたよね!俺もです〜」
「違う。そこまでは言ってない」
と言うかあなたは、寂し過ぎると口から涎が出るんですか。
聞いたことがない。そんな寂しがり方。
一周回って怖い。飢餓状態ってこと?
「あーんルルシ〜…」
ぐりぐりぐり、と頭を押し付けていらっしゃる。
この様子だけ見ていると、微笑まし…、
…くはない。充分異質だ。
なんかめっちゃ黒い人が、普通の人に絡んでるようにしか見えない。
正常な認識を保つんだ、ルーシッド。ルレイア・フェロモンに侵されるんじゃない。
「はぁ…。困った奴だよ…」
ルルシー殿。慣れているとはいえ、この光景を見て「困った奴だ」で済ませられる、あなたも大概だ。
普通の人が見たら、絶対ぎょっとするだろうから。
「それにしてもルルシー、今日はちょっと早いですね。定期連絡の時間より一時間も早いですよ」
…そういえば。
丁度めちゃくちゃピンチだったときに駆けつけてくれたから、救世主だと思っていたが。
本来ルルシー殿が連絡に訪れる予定時刻には、まだ一時間も早い。
何かあったのだろうか?
「はっ!さてはルルシー、俺に会いたくて、待ち切れなかったんですね〜?もー!寂しんぼさん!」
「寂しんぼはお前だろ。そうじゃねぇよ」
「いやん、ルルシーったらえっち!」
「何処がだ!」
何。このやり取り。
これを見せられている俺は、どういう反応をすれば良いのか。
『青薔薇連合会』では、日常的な光景なんだろうなぁ…。
俺は帝国騎士団所属で良かった。毎日こんな光景を見せられたら、どうしたら良いのか分からない。
多分大抵の人は、俺と同じ反応だと思うよ。
順応する方がおかしいんだ。
「そうじゃなくて、夕飯時に間に合うかと思って、これ」
ルルシー殿は、持参した茶色の紙袋を差し出した。
…あれは…?
「何ですか?」
「チキンカレー。俺が作った」
「!」
覚醒するルレイア殿。
「な、何だ…?」
涙目で見つめられ、ルルシー殿は若干たじろいでいた。
大変だったんですよ。さっきまで。
ルレイア殿は猥談よりも、ルルシー殿の来訪の方がずっと重要だったようで。
「ルルシー!」
「うわっ!」
食卓を飛び出して、ルルシー殿にしがみついた。
「にゅふふ〜ルルシールルシールルシー」
「あー、うん…。はいはい…」
「会いたかったですよルルシー…。ルルシーも俺に会いたかったですよね?」
目をキラッキラさせて尋ねるルレイア殿。
「え?そりゃ…まぁ、会いたかったけど…」
「ですよね!ルルシーも俺に会いた過ぎて、口から涎が止まりませんでしたよね!俺もです〜」
「違う。そこまでは言ってない」
と言うかあなたは、寂し過ぎると口から涎が出るんですか。
聞いたことがない。そんな寂しがり方。
一周回って怖い。飢餓状態ってこと?
「あーんルルシ〜…」
ぐりぐりぐり、と頭を押し付けていらっしゃる。
この様子だけ見ていると、微笑まし…、
…くはない。充分異質だ。
なんかめっちゃ黒い人が、普通の人に絡んでるようにしか見えない。
正常な認識を保つんだ、ルーシッド。ルレイア・フェロモンに侵されるんじゃない。
「はぁ…。困った奴だよ…」
ルルシー殿。慣れているとはいえ、この光景を見て「困った奴だ」で済ませられる、あなたも大概だ。
普通の人が見たら、絶対ぎょっとするだろうから。
「それにしてもルルシー、今日はちょっと早いですね。定期連絡の時間より一時間も早いですよ」
…そういえば。
丁度めちゃくちゃピンチだったときに駆けつけてくれたから、救世主だと思っていたが。
本来ルルシー殿が連絡に訪れる予定時刻には、まだ一時間も早い。
何かあったのだろうか?
「はっ!さてはルルシー、俺に会いたくて、待ち切れなかったんですね〜?もー!寂しんぼさん!」
「寂しんぼはお前だろ。そうじゃねぇよ」
「いやん、ルルシーったらえっち!」
「何処がだ!」
何。このやり取り。
これを見せられている俺は、どういう反応をすれば良いのか。
『青薔薇連合会』では、日常的な光景なんだろうなぁ…。
俺は帝国騎士団所属で良かった。毎日こんな光景を見せられたら、どうしたら良いのか分からない。
多分大抵の人は、俺と同じ反応だと思うよ。
順応する方がおかしいんだ。
「そうじゃなくて、夕飯時に間に合うかと思って、これ」
ルルシー殿は、持参した茶色の紙袋を差し出した。
…あれは…?
「何ですか?」
「チキンカレー。俺が作った」
「!」
覚醒するルレイア殿。


