…まず、前提として。
大昔の王族じゃあるまいに、一人の男が頂点に立つハーレムを、現代で築いているのがおかしい。
誰ももうツッコまないから、敢えて俺がツッコむが。
ハーレムがあるってこと自体が、既におかしい。
それも、そのハーレムに入会している人数。
なんと、口にするのも憚れるような数字らしい。
ウン十人どころじゃないらしいぞ。
しかもその中には、女性だけではなく、男性も一定数含まれているとか。
おまけに、ハーレム会員は国内だけに留まらず。
海外にも、ハーレム会員は点在しているそうだ。
そして何より恐ろしいのが、その大勢のハーレム会員の頂点に立つのが。
目の前にいる、この男だという事実である。
もしかして俺は、とんでもない人間と同居しているのでは?
今更過ぎて、草も生えない。
毎回ご飯美味しいなーと思ってたら、そういうことだったのか。
そりゃあ、ウン百人単位でハーレム会員がいるなら。
中には、帝都の星付きレストランでシェフをやっている会員もいるだろう。
そしてこの人は、その会員達に命じて、食事を作らせ、持ってこさせていたと。
そういうことだったのか。
済みません、お店からデリバリーしてるのかと思ってました。
「ち、ちなみに、あの…」
「あん?」
「費用とか…その、お礼とかは。半分は俺なので、半分負担します」
「何ですか費用って」
無償で作らせてるんですか。そうですか。
それがあなたの常識ですか。非常識ですね。
今すぐ札束を持って、彼女達のところに行って、いつもありがとうございますとお礼を言いたい。
「お礼なら、ちゃんとしてますよ」
おっ?
そうなのか。
そうだよな。いかにルレイア殿でも、女性を無償で家政婦扱いするなん、
「ちゃんと定期的に、『エサ』を与えてますよ」
…?
「え…エサ…?」
俺はこのとき、ルレイア殿の言うところの、「エサ」の意味が分かっていなかった。
出来れば、一生知りたくなかった。
「察しが悪いですね。会員の女達は、定期的にホテルに連れて行って、まとめて朝までピーーしてあげてるんですよ。俺、優しいですから」
俺の知ってる優しさと違う。
そうか。そういうことだったのか。
悪魔だ。
色欲魔だ。
あまりのおぞましさに、わなわなと震える俺を無視して。
「一人ずつ、ちゃんと天国に連れて行ってあげてますよ。何せ俺のピーーテクニックと言ったら、国内最高峰と呼ばれていますからね」
知りたくなかった。そんなこと。
え?俺、本当にこの人と同居してて大丈夫?
何かあの、恐ろしいものに汚染されそうな気がする。
大昔の王族じゃあるまいに、一人の男が頂点に立つハーレムを、現代で築いているのがおかしい。
誰ももうツッコまないから、敢えて俺がツッコむが。
ハーレムがあるってこと自体が、既におかしい。
それも、そのハーレムに入会している人数。
なんと、口にするのも憚れるような数字らしい。
ウン十人どころじゃないらしいぞ。
しかもその中には、女性だけではなく、男性も一定数含まれているとか。
おまけに、ハーレム会員は国内だけに留まらず。
海外にも、ハーレム会員は点在しているそうだ。
そして何より恐ろしいのが、その大勢のハーレム会員の頂点に立つのが。
目の前にいる、この男だという事実である。
もしかして俺は、とんでもない人間と同居しているのでは?
今更過ぎて、草も生えない。
毎回ご飯美味しいなーと思ってたら、そういうことだったのか。
そりゃあ、ウン百人単位でハーレム会員がいるなら。
中には、帝都の星付きレストランでシェフをやっている会員もいるだろう。
そしてこの人は、その会員達に命じて、食事を作らせ、持ってこさせていたと。
そういうことだったのか。
済みません、お店からデリバリーしてるのかと思ってました。
「ち、ちなみに、あの…」
「あん?」
「費用とか…その、お礼とかは。半分は俺なので、半分負担します」
「何ですか費用って」
無償で作らせてるんですか。そうですか。
それがあなたの常識ですか。非常識ですね。
今すぐ札束を持って、彼女達のところに行って、いつもありがとうございますとお礼を言いたい。
「お礼なら、ちゃんとしてますよ」
おっ?
そうなのか。
そうだよな。いかにルレイア殿でも、女性を無償で家政婦扱いするなん、
「ちゃんと定期的に、『エサ』を与えてますよ」
…?
「え…エサ…?」
俺はこのとき、ルレイア殿の言うところの、「エサ」の意味が分かっていなかった。
出来れば、一生知りたくなかった。
「察しが悪いですね。会員の女達は、定期的にホテルに連れて行って、まとめて朝までピーーしてあげてるんですよ。俺、優しいですから」
俺の知ってる優しさと違う。
そうか。そういうことだったのか。
悪魔だ。
色欲魔だ。
あまりのおぞましさに、わなわなと震える俺を無視して。
「一人ずつ、ちゃんと天国に連れて行ってあげてますよ。何せ俺のピーーテクニックと言ったら、国内最高峰と呼ばれていますからね」
知りたくなかった。そんなこと。
え?俺、本当にこの人と同居してて大丈夫?
何かあの、恐ろしいものに汚染されそうな気がする。


