…なんとも摩訶不思議な夫婦だなぁ。
いやでも、ルレイア殿の弟子だと思えば、それで納得が行くんだから、これまた不思議だ。
などと思いながら、俺はルーチェス殿の奥さんと共に、ルティス帝国に向かって飛んでいく飛行機を眺めていた。
ルーチェス殿、どうか無事で…。
…すると。
「あーあ。飛んでっちゃったなぁ」
ルーチェス殿の奥さんが、ポツリと呟いた。
「飛んでっちゃったねぇ、ルーチェス君」
「あ、はい…そうですね」
「…早く戻ってこないかなー」
…いや、今飛んでいったばかりですから…と。
言おうとして、そしてやめた。
彼女の目に、涙が浮かんでいるのが見えたからだ。
「向こう見ずなところあるからなー、ルーチェス君…」
それは…。
…師匠譲りだと思います。
「あと、一度決めたら『これでもか!』ってくらい譲らないし…」
それも…。
…師匠譲りだと思います。
「なのに頼もしくってさー…。びっくりするくらい強いし…」
それも…。
…師匠譲り(ry。
「でも、心配だなぁ…。いや、私よりかずっとしっかりしてるけど。でもあれで元王子様だから、世間知らずなところあるし…大丈夫かなぁ…」
「…大丈夫ですよ」
俺は、ルーチェス殿とはまだ日が浅いが。
彼の師匠のことは、よく知っている。
だから。
「あのルレイア殿のお弟子さんなら…それこそ世界を敵に回してでも、あなたを迎えに来ますよ。必ず」
「…」
「だから安心して、待っていましょう。例えどんな問題でも、きっと何事もなかったかのように片付けて、何事もなかったかのように帰ってきますよ。信じて、待っていましょう」
「…うん、そうだね」
そう言って、彼女は瞳に浮かんだ涙を拭った。
「そういえばルーチェス君、何事もなかったように『青薔薇連合会』の下部組織を壊滅させて、何事もなかったように王族をやめて、何事もなかったように私と結婚してくれたんだもんね。きっと今回も、何事もなかったように迎えに来てくれるよ」
思わず、噴き出すかと思った。
あの人、そんなことしてたんですか?
本当に、本ッ当に…。
…師匠譲りだな。
俄然、安心感が湧いてきたので。
俺達は、どっしりと構えて、彼が戻ってくるのを待ちましょう。
いやでも、ルレイア殿の弟子だと思えば、それで納得が行くんだから、これまた不思議だ。
などと思いながら、俺はルーチェス殿の奥さんと共に、ルティス帝国に向かって飛んでいく飛行機を眺めていた。
ルーチェス殿、どうか無事で…。
…すると。
「あーあ。飛んでっちゃったなぁ」
ルーチェス殿の奥さんが、ポツリと呟いた。
「飛んでっちゃったねぇ、ルーチェス君」
「あ、はい…そうですね」
「…早く戻ってこないかなー」
…いや、今飛んでいったばかりですから…と。
言おうとして、そしてやめた。
彼女の目に、涙が浮かんでいるのが見えたからだ。
「向こう見ずなところあるからなー、ルーチェス君…」
それは…。
…師匠譲りだと思います。
「あと、一度決めたら『これでもか!』ってくらい譲らないし…」
それも…。
…師匠譲りだと思います。
「なのに頼もしくってさー…。びっくりするくらい強いし…」
それも…。
…師匠譲り(ry。
「でも、心配だなぁ…。いや、私よりかずっとしっかりしてるけど。でもあれで元王子様だから、世間知らずなところあるし…大丈夫かなぁ…」
「…大丈夫ですよ」
俺は、ルーチェス殿とはまだ日が浅いが。
彼の師匠のことは、よく知っている。
だから。
「あのルレイア殿のお弟子さんなら…それこそ世界を敵に回してでも、あなたを迎えに来ますよ。必ず」
「…」
「だから安心して、待っていましょう。例えどんな問題でも、きっと何事もなかったかのように片付けて、何事もなかったかのように帰ってきますよ。信じて、待っていましょう」
「…うん、そうだね」
そう言って、彼女は瞳に浮かんだ涙を拭った。
「そういえばルーチェス君、何事もなかったように『青薔薇連合会』の下部組織を壊滅させて、何事もなかったように王族をやめて、何事もなかったように私と結婚してくれたんだもんね。きっと今回も、何事もなかったように迎えに来てくれるよ」
思わず、噴き出すかと思った。
あの人、そんなことしてたんですか?
本当に、本ッ当に…。
…師匠譲りだな。
俄然、安心感が湧いてきたので。
俺達は、どっしりと構えて、彼が戻ってくるのを待ちましょう。


