The previous night of the world revolution6~T.D.~

「じゃあ、行ってきますね、セカイお姉ちゃん」

「うん、行ってらっしゃい弟君よ」

…。

…姉弟?

「あ、言い忘れてたこと思い出しました」

「何だい?」

「僕がいなくて欲求不満になったら、遠慮なく、よその男に走って良いですからね」

「あぁ成程!りょうか〜い」

傍で聞いていた、俺がずっこけるかと思った。

別れ際に、どういう会話をしていらっしゃる?

しかも奥さん、あなた了解するんですか。

「ただし、性病には気をつけてくださいね」

「おっけー。ルーチェス君も、私がいなくて別の刺激が欲しくなったら、他の女の子に手出しても良いからね〜」

良いんだ。

良いの?

貞操観念、どうなってるの?この夫婦。

「ただし、妊娠させないように注意ね。面倒なことになるから」

「任せてください」

任されるんだ。

色々おかしい。とにかく、間違っているということはよく分かる。

この夫あって、この妻なのかもしれない。

「じゃあね、ルーチェス君。元気でね〜っ」

「セカイさんも。お元気で〜」

朗らかに、仲良く手を振って。

ルーチェス殿は、乗降口に向かっていった。