――――――…私は、予定通り。
『オプスキュリテ』の頭目を、安全に帰した。
思っていた通り、彼はクロではなかった。
私はハナから、彼が『帝国の光』の武装化に一枚噛んでいるとは、思っていなかった。
本人が言う通り、『オプスキュリテ』の扱っている武器にしては。
ルリシヤから、制服を通じて送られてきたこの武器リストは、あまりにもお粗末過ぎる。
『オプスキュリテ』の頭目を帰してから、私は再度、ルリシヤの制服を読み返した。
「…」
『black sacrifice』を通じて、華弦さんが届けてくれた瞬間から。
もう、何度も読んだ文章。
そこに書いてある文字を、私は今一度、噛み締めるように読んだ。
「…しかし、これ、すげーよな」
横で見ていたアリューシャが、ポツリと言った。
うん?
「何がだ?」
と、ルルシー。
「だってよ、こんなん、パッと見分からんぜ?ただの制服にしか見えん。何だっけ、何とか線でしか見えないって奴…」
「あぁ…赤外線カメラな」
そう、赤外線カメラ。
ルリシヤは、監視の目を謀る為に。
制服を便箋代わりに、特殊な塗料を用いて手紙を送ってきた。
目視で読むことは出来ず、こうして、赤外線カメラを通して、ようやく文字が浮かび上がってくる。
武器を買うにも苦労している、慢性的な資金不足の『帝国の光』に。
まさか、赤外線カメラで郵便物をチェックする余裕はないはず。
そう踏んで、ルリシヤはこんな手段を用いて手紙を送ってきてくれたのだ。
手紙って言うか…紙じゃないから、手制服?
そこに書かれていたよ。
『帝国の光』が、こっそり武器を集めていること。
その武器の型番まで、覚えている限り詳細に。
だから、読み取った私がそれをリストアップして、『オプスキュリテ』の頭目である、ジュリスに見せた。
予想通り、『オプスキュリテ』は『帝国の光』とは通じていなかった。
つまり、『帝国の光』は、他のルートから武器を買い集めているのだ。
そしてそのルートは、「非正規ルート」だ。
それ故に、こんな型遅れの…ジュリス曰く、骨董品だそうだが。
確かに、こんな型遅れの武器は、『青薔薇連合会』では、まずお目にかかれない。
あまりにも古過ぎる。
うちの末端構成員でさえ、もっと良い拳銃を持ってるよ。
そして『帝国の光』には、「正規ルート」で武器を買う為のコネがない。
従って、こんな骨董品で武装している訳だ。
ジュリスの言った通り、骨董品で武装した連中なんて、私達の敵ではない。
…でも。
さっきから私が心配しているのは、そういうことではないのだ。
『オプスキュリテ』の頭目を、安全に帰した。
思っていた通り、彼はクロではなかった。
私はハナから、彼が『帝国の光』の武装化に一枚噛んでいるとは、思っていなかった。
本人が言う通り、『オプスキュリテ』の扱っている武器にしては。
ルリシヤから、制服を通じて送られてきたこの武器リストは、あまりにもお粗末過ぎる。
『オプスキュリテ』の頭目を帰してから、私は再度、ルリシヤの制服を読み返した。
「…」
『black sacrifice』を通じて、華弦さんが届けてくれた瞬間から。
もう、何度も読んだ文章。
そこに書いてある文字を、私は今一度、噛み締めるように読んだ。
「…しかし、これ、すげーよな」
横で見ていたアリューシャが、ポツリと言った。
うん?
「何がだ?」
と、ルルシー。
「だってよ、こんなん、パッと見分からんぜ?ただの制服にしか見えん。何だっけ、何とか線でしか見えないって奴…」
「あぁ…赤外線カメラな」
そう、赤外線カメラ。
ルリシヤは、監視の目を謀る為に。
制服を便箋代わりに、特殊な塗料を用いて手紙を送ってきた。
目視で読むことは出来ず、こうして、赤外線カメラを通して、ようやく文字が浮かび上がってくる。
武器を買うにも苦労している、慢性的な資金不足の『帝国の光』に。
まさか、赤外線カメラで郵便物をチェックする余裕はないはず。
そう踏んで、ルリシヤはこんな手段を用いて手紙を送ってきてくれたのだ。
手紙って言うか…紙じゃないから、手制服?
そこに書かれていたよ。
『帝国の光』が、こっそり武器を集めていること。
その武器の型番まで、覚えている限り詳細に。
だから、読み取った私がそれをリストアップして、『オプスキュリテ』の頭目である、ジュリスに見せた。
予想通り、『オプスキュリテ』は『帝国の光』とは通じていなかった。
つまり、『帝国の光』は、他のルートから武器を買い集めているのだ。
そしてそのルートは、「非正規ルート」だ。
それ故に、こんな型遅れの…ジュリス曰く、骨董品だそうだが。
確かに、こんな型遅れの武器は、『青薔薇連合会』では、まずお目にかかれない。
あまりにも古過ぎる。
うちの末端構成員でさえ、もっと良い拳銃を持ってるよ。
そして『帝国の光』には、「正規ルート」で武器を買う為のコネがない。
従って、こんな骨董品で武装している訳だ。
ジュリスの言った通り、骨董品で武装した連中なんて、私達の敵ではない。
…でも。
さっきから私が心配しているのは、そういうことではないのだ。


