The previous night of the world revolution6~T.D.~

「まず確認したいのは、このリストに載ってる型番の武器。これは、全部一昔前の…君の言うところの、『骨董品』だと判断して良いんだね?」

「あぁ。一昔前どころか、二昔くらい前のものも混じってるな」

少なくとも、いつだって最先端を仕入れている『青薔薇連合会』では。

とてもじゃないが、お目にかかれない代物だろう。

「今時こんなものを持ってるのは、そこらの不良集団か、自称マフィアのチンピラ集団くらいが関の山だろ」

いずれにしても、あんたらの敵にはならない。

持っている武器の格が違う。

「で、君達はこれらを販売してないってことだけど」

「当たり前だ」

「じゃあ、今時こんな骨董品を買おうと思ったら、何処を当たれば良いと思う?」

「…」

…あぁ、成程。

これらの武器の、出処を知りたい訳か。

俺も見てきた訳じゃないから、確かなことは言えないが…。

「うちは専門じゃないが、こういう骨董品や中古品を取り扱ってる武器屋は、少なからずある」

何処かの組織が、型落ちした武器を中古屋に売り。

買い取った中古屋は、アホみたいな高値をつけて、チンピラ共に売り飛ばす。

アホみたいな高値をつけられても、『青薔薇連合会』のように、「正規ルート」で武器を買えない連中にとっては、売ってもらえるだけ有り難い。

『オプスキュリテ』のような、それなりの組織力のある武器商人から、真っ当に取引をしようと思ったら。

その組織も、『青薔薇連合会』のような、それなりの組織でなければならない。

俺達だって、裏社会の義理人情に従って生きてる。

いくら金を積まれたって、誰にも彼にも商売をする訳じゃない。

『青薔薇連合会』との取引だって、長い時間をかけて、お互いに信頼を築いてきたから、今日まで取引が続いているのだ。

しかし、ルティス帝国の全ての非合法組織的が、そのような「正規ルート」での武器の購入が可能な訳ではない。

俺達とて、いきなり、よく知りもしない新興組織がやって来て、「うちと取引してくれ」と頼んできたって。

まず、門前払いだ。

特にうちは、『青薔薇連合会』というデカい顧客が付いてるからな。

『青薔薇連合会』との関係を崩さない為にも、得体の知れない連中との取引は御免だ。