で、そんな人外生物の集まりである『青薔薇連合会』が。
今はしがない武器商人である俺に、一体何の用だ?
おっかないから、出来れば早めに済ませて欲しいところだが…。
次期首領様の、この険しい顔を見たら。
どうやら、キナ臭い話が待っていそうな雰囲気だな。
まぁ、昨今のルティス帝国は、『天の光教』だ王制打破だなんだと、殺伐としていたからな。
『青薔薇連合会』も、無関係ではいられなかったのだろう。
そもそも、こんな裏稼業やってる時点で。
キナ臭い話から逃れようったって、そうは問屋が卸さない。
「…早いところ、済ませて欲しいんだが。一体これは、何事なんだ?」
「…君に聞きたいことがある」
と、重い口を開く次期首領。
聞きたいこと?
「君達『オプスキュリテ』は、非合法組織相手に、武器の売り買いを生業としているらしいけど」
「そうだな」
「私達『青薔薇連合会』と、その系列組織以外の組織とは、取引をしているの?」
「…」
…つまり。
俺達には、『青薔薇連合会』以外の顧客がいるのか、という質問か。
愚問だな。
「いくらお得意様でも、取引相手の情報を漏らす訳にはいかねぇよ」
「…」
「悪いが、こっちも商売なんでね」
慈善事業じゃあないんだ。
取引相手の情報をバラして、『青薔薇連合会』にそこを潰されたら。
こちとら、商売あがったりだ。
すると。
「てんめぇぇ!アリューシャ達が今、どーゆーじょーきょーか分かってんのか!?」
怪物スナイパー幹部が、立ち上がって言った。
いや…俺はあんたらの状況なんて、知らないが。
まぁ、良い状況じゃないのは、確かなようだな。
「アリューシャは分かってるぞ!アイ公が絵本にして、教えてくれたからな!」
ドヤァ、と謎のドヤ顔を見せるスナイパー幹部。
…むしろ、絵本にしてもらわないと分からなかったのか?
「…馬鹿アリューシャ。余計なことを言うな」
次期首領じゃない、死神の相棒の方の幹部が。
呆れを通り越して、嘆くように言った。
成程、さすが『青薔薇連合会』。
曲者揃いの幹部をお持ちのようで。
しかし、なおもスナイパー幹部の舌鋒は続く。
「お前アレだぞ、アリューシャに逆らったらなぁ…。アリューシャのライフルが火を吹くぞ!」
マジかよ。
それはさすがに危険過ぎるので、そのときは緊急脱出を考えよう。
精神年齢はアレだが、狙撃術だけは本物のようだからな。
『青薔薇連合会』の怪物スナイパーに、本気で狙われたら、さすがの俺も逃げ切れる気がしねぇ。
どうすりゃ良いんだよ、俺は。
顧客の情報を漏らす訳にはいかない。商売人として、それは絶対譲れない。
一度でも信用を失えば、商売人は終わりだからだ。
かと言って、一番の顧客である『青薔薇連合会』を敵に回したら、それはそれで商売が終わる…。
さて、どう切り抜けたら良いものかと。
考えた、そのとき。
「ちょっと落ち着いて、アリューシャ。そんな脅すような言い方したら、ジュリスさんに失礼だよ」
次期首領幹部が、落ち着いた声で言った。
今はしがない武器商人である俺に、一体何の用だ?
おっかないから、出来れば早めに済ませて欲しいところだが…。
次期首領様の、この険しい顔を見たら。
どうやら、キナ臭い話が待っていそうな雰囲気だな。
まぁ、昨今のルティス帝国は、『天の光教』だ王制打破だなんだと、殺伐としていたからな。
『青薔薇連合会』も、無関係ではいられなかったのだろう。
そもそも、こんな裏稼業やってる時点で。
キナ臭い話から逃れようったって、そうは問屋が卸さない。
「…早いところ、済ませて欲しいんだが。一体これは、何事なんだ?」
「…君に聞きたいことがある」
と、重い口を開く次期首領。
聞きたいこと?
「君達『オプスキュリテ』は、非合法組織相手に、武器の売り買いを生業としているらしいけど」
「そうだな」
「私達『青薔薇連合会』と、その系列組織以外の組織とは、取引をしているの?」
「…」
…つまり。
俺達には、『青薔薇連合会』以外の顧客がいるのか、という質問か。
愚問だな。
「いくらお得意様でも、取引相手の情報を漏らす訳にはいかねぇよ」
「…」
「悪いが、こっちも商売なんでね」
慈善事業じゃあないんだ。
取引相手の情報をバラして、『青薔薇連合会』にそこを潰されたら。
こちとら、商売あがったりだ。
すると。
「てんめぇぇ!アリューシャ達が今、どーゆーじょーきょーか分かってんのか!?」
怪物スナイパー幹部が、立ち上がって言った。
いや…俺はあんたらの状況なんて、知らないが。
まぁ、良い状況じゃないのは、確かなようだな。
「アリューシャは分かってるぞ!アイ公が絵本にして、教えてくれたからな!」
ドヤァ、と謎のドヤ顔を見せるスナイパー幹部。
…むしろ、絵本にしてもらわないと分からなかったのか?
「…馬鹿アリューシャ。余計なことを言うな」
次期首領じゃない、死神の相棒の方の幹部が。
呆れを通り越して、嘆くように言った。
成程、さすが『青薔薇連合会』。
曲者揃いの幹部をお持ちのようで。
しかし、なおもスナイパー幹部の舌鋒は続く。
「お前アレだぞ、アリューシャに逆らったらなぁ…。アリューシャのライフルが火を吹くぞ!」
マジかよ。
それはさすがに危険過ぎるので、そのときは緊急脱出を考えよう。
精神年齢はアレだが、狙撃術だけは本物のようだからな。
『青薔薇連合会』の怪物スナイパーに、本気で狙われたら、さすがの俺も逃げ切れる気がしねぇ。
どうすりゃ良いんだよ、俺は。
顧客の情報を漏らす訳にはいかない。商売人として、それは絶対譲れない。
一度でも信用を失えば、商売人は終わりだからだ。
かと言って、一番の顧客である『青薔薇連合会』を敵に回したら、それはそれで商売が終わる…。
さて、どう切り抜けたら良いものかと。
考えた、そのとき。
「ちょっと落ち着いて、アリューシャ。そんな脅すような言い方したら、ジュリスさんに失礼だよ」
次期首領幹部が、落ち着いた声で言った。


