…武器だ。
そこは、さながらマフィアの武器庫だった。
あらゆる種類の拳銃、小銃、散弾銃、弾倉の山。
ナイフや剣みたいな、刃物もあった。
俺みたいな、裏稼業の人間にとっては、箸と同じくらい日常的な道具だったが。
今の俺は、あくまで共産主義組織に所属する、しがないフリーターでしかない。
勿論、こんな武器の山なんて、見たことがない振りをしなければならない。
「こ、これ…。何だ…?」
問わなくても、見たら分かるのに。
俺は、あからさまに動揺してみせた。
ルティス帝国では、一般人の重火器、一定の刃渡りのある武器の所持、使用は禁じられている。
従って俺は、生まれて初めて武器を目にしたように振る舞う必要がある訳だ。
「驚かせてごめんな、大丈夫だよ」
何が大丈夫なんだ。
武器の山を前に。
俺が本当の一般人なら、卒倒していてもおかしくなかったぞ。
「これが必要なんだ。君にいつも、献金を数えさせていただろう?あれは、これらを揃える為にも使われていたんだよ」
「…」
「まぁ、他にも金の出どころは色々あるけどな。追々、君にも説明するよ」
「…同志ヒイラ」
「ん?何だ?」
分かってはいたが。
分かってはいたが…。
それでも、聞かずにはいられなかった。
「…何で、こんなものが必要なんだ?」
そこは、さながらマフィアの武器庫だった。
あらゆる種類の拳銃、小銃、散弾銃、弾倉の山。
ナイフや剣みたいな、刃物もあった。
俺みたいな、裏稼業の人間にとっては、箸と同じくらい日常的な道具だったが。
今の俺は、あくまで共産主義組織に所属する、しがないフリーターでしかない。
勿論、こんな武器の山なんて、見たことがない振りをしなければならない。
「こ、これ…。何だ…?」
問わなくても、見たら分かるのに。
俺は、あからさまに動揺してみせた。
ルティス帝国では、一般人の重火器、一定の刃渡りのある武器の所持、使用は禁じられている。
従って俺は、生まれて初めて武器を目にしたように振る舞う必要がある訳だ。
「驚かせてごめんな、大丈夫だよ」
何が大丈夫なんだ。
武器の山を前に。
俺が本当の一般人なら、卒倒していてもおかしくなかったぞ。
「これが必要なんだ。君にいつも、献金を数えさせていただろう?あれは、これらを揃える為にも使われていたんだよ」
「…」
「まぁ、他にも金の出どころは色々あるけどな。追々、君にも説明するよ」
「…同志ヒイラ」
「ん?何だ?」
分かってはいたが。
分かってはいたが…。
それでも、聞かずにはいられなかった。
「…何で、こんなものが必要なんだ?」


