『…卑怯?卑怯って…』
『卑怯ですよ。だってそうでしょう?言ったじゃないですか。『ルティス帝国を考える会』は、どんな意見でも尊重されるって。あなたがそう誘致したから、俺は会に入ったんです。それなのに、反対意見を言うから、お前だけ出ていけって、おかしくないですか』
ルーシッド。
お前、ちゃんと言えるじゃないか。
良いぞ、その調子だ。
俺は今、全力でルーシッドを応援している。
『いつから『ルティス帝国を考える会』は、『ルティス帝国を共産主義国家にする会』になったんですか?ルティス帝国をより良くする為の方法を、皆で考えるんじゃなかったんですか。それなのに、いつの間にか訳の分からない組織の言いなりになって、皆で考えるという会の原則すら放棄している』
『帝国の光』、訳の分からない組織呼ばわり。
実際、帝国騎士団側のルーシッドにしてみれば。
『帝国の光』なんて、訳の分からない組織以外の何物でもないだろうしな。
ちなみに、俺にとっても、超訳分からん組織だと思ってる。
『あまつさえ、個人を攻撃して、出ていけって何ですか?あなたに、そんな権限があるんですか。学生会に訴えても良いんですよ』
確かに、大学規則の一覧の中に、
『サークルのリーダーは、強制的にメンバーの一人の脱会させる権限を持つ』とは、書いてなかったな。
しかし、訴えるとはまた大胆な。
良いぞ、俺としては、それくらい過激な言い方の方が好み。
『そ、それは…』
突然のルーシッドの反撃に、言葉に窮するエリミア。
ざまぁ。
『しかも、個人的に呼び出して脱会を迫るなんて、卑怯ですよね。自分でも自覚してるんでしょう?会長とはいえ、メンバーの一人を名指しで脱会を迫るなんて、いけないことだって。だから、こうして皆の見てないところに呼び出した』
そうだな。
『帝国の光』の講演の後、ルーシッド批判を諌め、月曜日に結論を先延ばしにしたのは、
こうして、後になってルーシッド一人を個人的に呼び出し、脱会させるつもりだったからなんだろう。
おかしいと思ったよ。
そうだな、ルーシッドさえ追い出してしまえば。
あとは、自分の意見に賛成する者しかいない。
だから卑怯だって言われるんだよ、エリミア・フランクッシュ。
『悪いと思ってないなら、皆の前で言えば良いじゃないですか。皆の見てないところで言うなんて、あなたは卑怯だ』
きっぱりと言い切るルーシッド。
良いぞ、もっと言ってやれ。
今俺がルーシッドの隣にいたなら、両手にメガホンを持って、全力応援してる。
ついでに、野次も飛ばしまくってやる。
『しかも、脱会を迫る口実は、あくまで俺の為?俺の居心地が悪いだろうから、って?余計なお世話です。ようは、俺が邪魔だから出ていけって言ってるんでしょう』
『…』
言い返せないエリミア。
さっき言ってたもんな。君邪魔なんだよ、って。
『このこと、学生会に訴えたらどうなるでしょうね。事の次第を全部訴えたら、『ルティス帝国を考える会』はどうなるんでしょうね』
出た。切り札。
何処の世界でも、どんな社会でも通用する、魔法の一言。
「先生に言いつけるぞ!」作戦。
そしてそれは、大抵の場合効果抜群である。
『ルーカス君…!それは…!』
案の定、エリミアにもぶっ刺さりである。
もう、面白過ぎて腹痛い。
『卑怯ですよ。だってそうでしょう?言ったじゃないですか。『ルティス帝国を考える会』は、どんな意見でも尊重されるって。あなたがそう誘致したから、俺は会に入ったんです。それなのに、反対意見を言うから、お前だけ出ていけって、おかしくないですか』
ルーシッド。
お前、ちゃんと言えるじゃないか。
良いぞ、その調子だ。
俺は今、全力でルーシッドを応援している。
『いつから『ルティス帝国を考える会』は、『ルティス帝国を共産主義国家にする会』になったんですか?ルティス帝国をより良くする為の方法を、皆で考えるんじゃなかったんですか。それなのに、いつの間にか訳の分からない組織の言いなりになって、皆で考えるという会の原則すら放棄している』
『帝国の光』、訳の分からない組織呼ばわり。
実際、帝国騎士団側のルーシッドにしてみれば。
『帝国の光』なんて、訳の分からない組織以外の何物でもないだろうしな。
ちなみに、俺にとっても、超訳分からん組織だと思ってる。
『あまつさえ、個人を攻撃して、出ていけって何ですか?あなたに、そんな権限があるんですか。学生会に訴えても良いんですよ』
確かに、大学規則の一覧の中に、
『サークルのリーダーは、強制的にメンバーの一人の脱会させる権限を持つ』とは、書いてなかったな。
しかし、訴えるとはまた大胆な。
良いぞ、俺としては、それくらい過激な言い方の方が好み。
『そ、それは…』
突然のルーシッドの反撃に、言葉に窮するエリミア。
ざまぁ。
『しかも、個人的に呼び出して脱会を迫るなんて、卑怯ですよね。自分でも自覚してるんでしょう?会長とはいえ、メンバーの一人を名指しで脱会を迫るなんて、いけないことだって。だから、こうして皆の見てないところに呼び出した』
そうだな。
『帝国の光』の講演の後、ルーシッド批判を諌め、月曜日に結論を先延ばしにしたのは、
こうして、後になってルーシッド一人を個人的に呼び出し、脱会させるつもりだったからなんだろう。
おかしいと思ったよ。
そうだな、ルーシッドさえ追い出してしまえば。
あとは、自分の意見に賛成する者しかいない。
だから卑怯だって言われるんだよ、エリミア・フランクッシュ。
『悪いと思ってないなら、皆の前で言えば良いじゃないですか。皆の見てないところで言うなんて、あなたは卑怯だ』
きっぱりと言い切るルーシッド。
良いぞ、もっと言ってやれ。
今俺がルーシッドの隣にいたなら、両手にメガホンを持って、全力応援してる。
ついでに、野次も飛ばしまくってやる。
『しかも、脱会を迫る口実は、あくまで俺の為?俺の居心地が悪いだろうから、って?余計なお世話です。ようは、俺が邪魔だから出ていけって言ってるんでしょう』
『…』
言い返せないエリミア。
さっき言ってたもんな。君邪魔なんだよ、って。
『このこと、学生会に訴えたらどうなるでしょうね。事の次第を全部訴えたら、『ルティス帝国を考える会』はどうなるんでしょうね』
出た。切り札。
何処の世界でも、どんな社会でも通用する、魔法の一言。
「先生に言いつけるぞ!」作戦。
そしてそれは、大抵の場合効果抜群である。
『ルーカス君…!それは…!』
案の定、エリミアにもぶっ刺さりである。
もう、面白過ぎて腹痛い。


