いつか来るだろうと思ってたよ。
でも、このタイミングとは。
エリミア・フランクッシュ、あんたも狡猾な女だな。
『帝国の光』の講演を聞き、皆がハイになってる状態で。
反対意見を言いにくい状況を敢えて作り出した今、それを口にするとは。
エリアス達を含め、多くのメンバー達は、突然の会長の発表に驚いていたが。
俺は驚かなかった。
俺とルーシッドは。
何故なら、事前に聞いていたからである。
盗聴器でな。
もうしばらく前から、『ルティス帝国を考える会』は、『帝国の光』と接触していた。
『帝国の光』側から、『ルティス帝国を考える会』に打診があったのだそうだ。
「俺達と一緒に活動しない?手を組まない?」って。
エリミア会長とその側近達は、当然即答。
だが、一応平等主義を掲げる『ルティス帝国を考える会』として。
会長の一存だけで、勝手に決める訳にはいかなかった。
だから、『帝国の光』に対してはすぐOKを出したが。
俺達下級生に伝えるのは、機を待っていた。
そして今が、その機だ。
『帝国の光』がどういうものか、『帝国の光』を率いるヒイラ・ディートハットがどんな人物か。
実際に皆に見せて、聞かせて、馬鹿共が馬鹿みたいに感動しているところに。
「今ならなんと!あの『帝国の光』の仲間になれるんです!」という、詐欺みたいな手口で。
今頃になって、白々しくも俺達に伝えてきたのだ。
本当に詐欺だな。詐欺の常套手段。
訴えるところに訴えたら勝てるぞ。
まぁ、ルナニア・ファーシュバルとしては、反対意見を口にする訳にはいかないので。
他の馬鹿なメンバー達と同じように、馬鹿みたいに歓声をあげてみせた。
「俺達も、あの『帝国の光』に…!」
「凄いですね!『ルティス帝国を考える会』が、『帝国の光』の力になれるなんて…」
「本当。凄く光栄なことだよね」
皆、頭の中お花畑みたいで何より。
さて。
言うまでもないが、自分の役目は分かっているな?
皆の嫌われ者、帝国騎士団四番隊隊長。
「ちょっと待ってください。そんな大事なこと、今すぐ決めて良いんですか?」
その通りだ、ルーシッド・デルマ・スヴェトラーナ。
お前の役目は、いつだって反対意見…、
という名の、正論をぶちかましてやることだ。
でも、このタイミングとは。
エリミア・フランクッシュ、あんたも狡猾な女だな。
『帝国の光』の講演を聞き、皆がハイになってる状態で。
反対意見を言いにくい状況を敢えて作り出した今、それを口にするとは。
エリアス達を含め、多くのメンバー達は、突然の会長の発表に驚いていたが。
俺は驚かなかった。
俺とルーシッドは。
何故なら、事前に聞いていたからである。
盗聴器でな。
もうしばらく前から、『ルティス帝国を考える会』は、『帝国の光』と接触していた。
『帝国の光』側から、『ルティス帝国を考える会』に打診があったのだそうだ。
「俺達と一緒に活動しない?手を組まない?」って。
エリミア会長とその側近達は、当然即答。
だが、一応平等主義を掲げる『ルティス帝国を考える会』として。
会長の一存だけで、勝手に決める訳にはいかなかった。
だから、『帝国の光』に対してはすぐOKを出したが。
俺達下級生に伝えるのは、機を待っていた。
そして今が、その機だ。
『帝国の光』がどういうものか、『帝国の光』を率いるヒイラ・ディートハットがどんな人物か。
実際に皆に見せて、聞かせて、馬鹿共が馬鹿みたいに感動しているところに。
「今ならなんと!あの『帝国の光』の仲間になれるんです!」という、詐欺みたいな手口で。
今頃になって、白々しくも俺達に伝えてきたのだ。
本当に詐欺だな。詐欺の常套手段。
訴えるところに訴えたら勝てるぞ。
まぁ、ルナニア・ファーシュバルとしては、反対意見を口にする訳にはいかないので。
他の馬鹿なメンバー達と同じように、馬鹿みたいに歓声をあげてみせた。
「俺達も、あの『帝国の光』に…!」
「凄いですね!『ルティス帝国を考える会』が、『帝国の光』の力になれるなんて…」
「本当。凄く光栄なことだよね」
皆、頭の中お花畑みたいで何より。
さて。
言うまでもないが、自分の役目は分かっているな?
皆の嫌われ者、帝国騎士団四番隊隊長。
「ちょっと待ってください。そんな大事なこと、今すぐ決めて良いんですか?」
その通りだ、ルーシッド・デルマ・スヴェトラーナ。
お前の役目は、いつだって反対意見…、
という名の、正論をぶちかましてやることだ。


