私は、しばしじっくりと、いくつかのグループを見定め。
広々とした教室の、真ん中からちょっと後ろの方に座っている、四人のグループに向かって歩き出した。
「ねぇ、ちょっと良い?」
何気ない風に話しかけてはみたが。
実は、内心心臓バクバクである。
「…?何?」
お喋りに夢中だった彼女達は、訝しげに私を見た。
明らかに、警戒されてるのが分かった。
思わず、「あ、やっぱり何でもないです…」と、引き下がりたくなるのを、ぐっと堪える。
大丈夫、私だって出来る。
「この教室って、次、『ルティス帝国福祉学Ⅰ』の授業だよね?」
「そうだけど…」
「良かったぁ。この校舎、教室がいっぱいあり過ぎて、なんだか迷路みたいで」
教室の場所が分からない云々は、口実である。
それを言うなら、『青薔薇連合会』本部だって、相当だもの。
「ね、ここ、隣座って良い?」
そして私は、更に大胆な発言をした。
何度も言うが、内心心臓バクバクである。
「駄目、あっち行って」と言われたらどうしよう…と不安になるが。
「あぁ…うん、良いよ、どうぞ」
彼女達は、快くとは行かないまでも。
特に迷うことなく、隣の席に座らせてくれた。
じゃ、遠慮なく。
彼女達の横に座って、私は内心ホッと溜め息をついた。
良かった。アイズがアドバイスしてくれた通りだ。
「ちょっと無遠慮なくらいグイグイ押していった方が、案外向こうは断れないものだよ」と。
本当にその通りだった。
そして、私はアイズのアドバイス通り、遠慮せずお喋りに割り込んだ。
「私、編入生なの。だから、イマイチ教室の場所とかまだ分からなくて」
「あ、編入生なんだ。一人来るって聞いてたけど、あなたなのね」
「そう」
「名前何て言うの?」
名前。
勿論、『青薔薇連合会』で使っている本名を出す訳にはいかないので。
ちゃんと、考えてきた。
「ルナ。ルナ・エーオス。宜しくね」
何処から出てきたんだ、その名前、って思われるかもしれないが。
これでも、ちゃんと由縁がある。
広々とした教室の、真ん中からちょっと後ろの方に座っている、四人のグループに向かって歩き出した。
「ねぇ、ちょっと良い?」
何気ない風に話しかけてはみたが。
実は、内心心臓バクバクである。
「…?何?」
お喋りに夢中だった彼女達は、訝しげに私を見た。
明らかに、警戒されてるのが分かった。
思わず、「あ、やっぱり何でもないです…」と、引き下がりたくなるのを、ぐっと堪える。
大丈夫、私だって出来る。
「この教室って、次、『ルティス帝国福祉学Ⅰ』の授業だよね?」
「そうだけど…」
「良かったぁ。この校舎、教室がいっぱいあり過ぎて、なんだか迷路みたいで」
教室の場所が分からない云々は、口実である。
それを言うなら、『青薔薇連合会』本部だって、相当だもの。
「ね、ここ、隣座って良い?」
そして私は、更に大胆な発言をした。
何度も言うが、内心心臓バクバクである。
「駄目、あっち行って」と言われたらどうしよう…と不安になるが。
「あぁ…うん、良いよ、どうぞ」
彼女達は、快くとは行かないまでも。
特に迷うことなく、隣の席に座らせてくれた。
じゃ、遠慮なく。
彼女達の横に座って、私は内心ホッと溜め息をついた。
良かった。アイズがアドバイスしてくれた通りだ。
「ちょっと無遠慮なくらいグイグイ押していった方が、案外向こうは断れないものだよ」と。
本当にその通りだった。
そして、私はアイズのアドバイス通り、遠慮せずお喋りに割り込んだ。
「私、編入生なの。だから、イマイチ教室の場所とかまだ分からなくて」
「あ、編入生なんだ。一人来るって聞いてたけど、あなたなのね」
「そう」
「名前何て言うの?」
名前。
勿論、『青薔薇連合会』で使っている本名を出す訳にはいかないので。
ちゃんと、考えてきた。
「ルナ。ルナ・エーオス。宜しくね」
何処から出てきたんだ、その名前、って思われるかもしれないが。
これでも、ちゃんと由縁がある。


