「…」
…入学試験のときも、思ったけれど。
大学って、こんなに大きいんだね。
私の学校に関する知識は、小学校の時点で止まっているから、余計にそう思うのだろうけど。
私の生まれ故郷の、ろくな思い出のない、ちっぽけな小学校。
あれの何倍?
十倍?二十倍?
姉妹校である私立ローゼリア学園大学も含めたら、もしかして、二十倍どころじゃないのでは?
そして。
「…うっ…」
これだけ大きな建物なんだから、その建物の中にいる人の数も、相当なものになるのは当然のこと。
見渡す限り、人、人、人。
しかも、全員女の子。
女子大なんだから、当たり前なんだけど。
男の人もいるけど、あれは先生だろう。
あっ、先生じゃなくて、大学だから、教授なんだった。
校内では、恐らく流行の服を着ておめかしした学生達が、何人かのグループに分かれて。
何やらわちゃわちゃと、楽しそうにお喋りしていた。
…うぅ。
私、ああいうのって苦手だ。
分かるだろうか。女の子特有の、ああいう…グループ制度みたいなの。
似たような女の子達が、自然と何人か集まり、グループを形成し。
女の子達は、皆何処かのグループに入っている。
そして、一度グループが形成されてしまったら、新規参入は非常に難しくなる。
どのグループにも入れなかった「はみ出し者」は、一人ぼっちでいるしかない。
私は今、間違いなく「はみ出し者」だ。
編入生は、私の他にも何人かいたが。
彼女達は皆別の学部で、私が入学した社会福祉学部の編入生は、私一人。
余計、何処かのグループに入るのは難しい。
皆私のことを、「あの人誰?」と遠巻きに見るだけで、誰も近寄っては来ない。
私は思わず、口を閉ざし、こそこそと教室の片隅の席に座り込んでしまった。
…だけど。
それは、私が臆病だからではない。
「グループに入るのが怖い」なんて、そんな甘いことを言う為に、ここまで来た訳ではないのだ。
…入学試験のときも、思ったけれど。
大学って、こんなに大きいんだね。
私の学校に関する知識は、小学校の時点で止まっているから、余計にそう思うのだろうけど。
私の生まれ故郷の、ろくな思い出のない、ちっぽけな小学校。
あれの何倍?
十倍?二十倍?
姉妹校である私立ローゼリア学園大学も含めたら、もしかして、二十倍どころじゃないのでは?
そして。
「…うっ…」
これだけ大きな建物なんだから、その建物の中にいる人の数も、相当なものになるのは当然のこと。
見渡す限り、人、人、人。
しかも、全員女の子。
女子大なんだから、当たり前なんだけど。
男の人もいるけど、あれは先生だろう。
あっ、先生じゃなくて、大学だから、教授なんだった。
校内では、恐らく流行の服を着ておめかしした学生達が、何人かのグループに分かれて。
何やらわちゃわちゃと、楽しそうにお喋りしていた。
…うぅ。
私、ああいうのって苦手だ。
分かるだろうか。女の子特有の、ああいう…グループ制度みたいなの。
似たような女の子達が、自然と何人か集まり、グループを形成し。
女の子達は、皆何処かのグループに入っている。
そして、一度グループが形成されてしまったら、新規参入は非常に難しくなる。
どのグループにも入れなかった「はみ出し者」は、一人ぼっちでいるしかない。
私は今、間違いなく「はみ出し者」だ。
編入生は、私の他にも何人かいたが。
彼女達は皆別の学部で、私が入学した社会福祉学部の編入生は、私一人。
余計、何処かのグループに入るのは難しい。
皆私のことを、「あの人誰?」と遠巻きに見るだけで、誰も近寄っては来ない。
私は思わず、口を閉ざし、こそこそと教室の片隅の席に座り込んでしまった。
…だけど。
それは、私が臆病だからではない。
「グループに入るのが怖い」なんて、そんな甘いことを言う為に、ここまで来た訳ではないのだ。


