The previous night of the world revolution6~T.D.~

「ありがとう、ルレイア…」

『何言ってるんですか。あなたの努力の賜物でしょう?胸を張ってくださいよ』

「…うん…!」

私と、私を支えてくれた、皆の努力の賜物だ。

『それに、これは終わりじゃなくて、始まりですよ。ここから、危険を伴う潜入調査が始まるんです』

ルレイアに言われて、私はハッとした。

そうだ、私は花の女子大生になる為に、わざわざ編入学した訳じゃない。

こなさなければならない、立派な任務があるのだ。

『『赤き星』は危険な組織です。くれぐれも気をつけて、油断はしないように』

「うん…分かってる」

『ヤバいと思ったら、あなたもルーチェスと同じく、身を引いてくださいね。安全第一です』

ルレイアったら。

自分は猪突猛進なのに、私には安全第一、なんて。

思わず、クスッと笑ってしまいそうになる。

でも。

ルレイアに、心配かける訳にはいかないね。

「分かった。充分気をつける」

『えぇ、そうしてください』

「ルレイアも気をつけてね?」

『失敬な〜。俺はいつだって安全ルートしか渡ってませんよ?』

ルルシーが聞いたら、激怒しそうな台詞だね。

でも今は、ルルシーは聞いてないから大丈夫。

それに、私。

ルレイアの、そんなところも好きだから。

誰よりも危険な道を行きながら、それでも颯爽と帰ってきて、格好良い姿を見せてくれるあなたが。

だから、そんなルレイアの為にも。

支えてくれた、皆の為にも。

「私、頑張るね。ルレイア」

『えぇ。応援してます』

ルレイアが応援してくれるんなら、私、頑張らなくっちゃ。