「どうだった!?どうだった!?」

「あ、合格だね。おめでとうシュノ」

安心のあまり脱力し、呆けている私の代わりに。

アイズが、そう言ってくれた。

そ、そうなんだ…。私、合格したんだ…。

いまいち…まだ、実感が…。

「うぉぉぉぉぉぉ!シュー公!シュー公すげぇぇぇぇ!神か!?神降臨か!?受験の神降臨!あっ!でもアリューシャ神信じてねぇわ!とにかくシュー公すげぇぇぇぇ!」

アリューシャも、大歓喜。

「ほら、アリューシャ。今だよ」

「すげぇぇぇぇぇ!シュー公やべぇぇぇ!」

「凄いのは分かったから、ほら、クラッカー」

「ぽへ?」

「クラッカー鳴らすの、今だよ」

興奮のあまり、あれだけ鳴らしたがっていたクラッカーの存在も、忘れていたらしい。

「そうだった!ようし鳴らすぞ!皆の者、アリューシャの砲声を聞けぇぇぇい!」

そう言って。

アリューシャは、何故か扉の方に向かって(多分興奮し過ぎて、私の存在忘れてる)、クラッカーを発射。

した、そのとき。

「…何をやってんだ、馬鹿アリューシャ」

丁度扉を開けて入ってきたルルシーに、紙吹雪が舞った。

あっ…。

…お帰り。