『とにかく、ルクシアの居場所を探るんだ。捕まえて、引っ立ててやる。誰の指示を受けて、『赤き星』に近づいたのかは知らないが…。危険分子は、徹底的に叩く必要がある』
『は、はい』
『忌々しい帝国騎士団め…。俺達の邪魔をしようって腹なんだろうが、そうは行かない。『天の光教』のときの恨み、必ず晴らしてやる』
画面越しでも分かる。
ヒイラの目には、憎悪が滲んでいた。
「…どうやらヒイラは、ルーチェスのことを帝国騎士団の人間だと思ってるようだな」
「そのようですね」
つまり、『青薔薇連合会』が介入していることを、奴らはまだ知らないのだ。
あくまで、自分達の邪魔をするのは、帝国騎士団だけだと思っている。
この情報だけでも、充分大きいが。
それよりも、このヒイラの憎悪を見ていると。
個人的には、ルーチェスの身の危険の方が気になる。
箱庭帝国にいる限り、手出しは出来ないと思うが。
「華弦。くれぐれも、箱庭帝国にいるルーチェス夫妻に累が及ばないよう、警告しておいてくれ」
「分かりました。ルーチェスさんの奥さんは、私の可愛いフューニャの友達でもありますからね。無事でいてもらわないと困ります」
なら良かった。
…更に。
監視カメラの様子を覗いていると、今度は。
『…それで?ルニキスの様子はどうだ?』
「…!」
ヒイラの口から、俺の名前(偽名だが)が出て、俺は身構えた。
同志という言葉をつけなかった。ただ呼び捨てにした。
これだけで分かる。
ヒイラ・ディートハットは、俺のことを信用してはいないのだ。
『は、はい』
『忌々しい帝国騎士団め…。俺達の邪魔をしようって腹なんだろうが、そうは行かない。『天の光教』のときの恨み、必ず晴らしてやる』
画面越しでも分かる。
ヒイラの目には、憎悪が滲んでいた。
「…どうやらヒイラは、ルーチェスのことを帝国騎士団の人間だと思ってるようだな」
「そのようですね」
つまり、『青薔薇連合会』が介入していることを、奴らはまだ知らないのだ。
あくまで、自分達の邪魔をするのは、帝国騎士団だけだと思っている。
この情報だけでも、充分大きいが。
それよりも、このヒイラの憎悪を見ていると。
個人的には、ルーチェスの身の危険の方が気になる。
箱庭帝国にいる限り、手出しは出来ないと思うが。
「華弦。くれぐれも、箱庭帝国にいるルーチェス夫妻に累が及ばないよう、警告しておいてくれ」
「分かりました。ルーチェスさんの奥さんは、私の可愛いフューニャの友達でもありますからね。無事でいてもらわないと困ります」
なら良かった。
…更に。
監視カメラの様子を覗いていると、今度は。
『…それで?ルニキスの様子はどうだ?』
「…!」
ヒイラの口から、俺の名前(偽名だが)が出て、俺は身構えた。
同志という言葉をつけなかった。ただ呼び捨てにした。
これだけで分かる。
ヒイラ・ディートハットは、俺のことを信用してはいないのだ。


