料理を作る僕の背中を、セカイさんは嬉しそうに眺めていた。
何がそんなに嬉しいのか。
パスタを茹でながら、パスタソースにするミミズペーストに味付けをしていると。
ふと、僕は思い出した。
「ときに、セカイお姉ちゃん」
「んー?なんだい弟君」
「あなたに頼んでおいた抽象画、どうなりました?」
今日なら、僕も時間あるし。
まだ描いてる途中だろうし、今からでも、僕が代わろう。
で、明日か明後日に提出すれば、間に合う。
「あぁ!あれなら、今日完成したんだよ」
「はやっ」
もう完成したのか。
確か昨日の時点では、画用紙を真っ赤に染めただけだったそうだが。
お陰で、部屋の中が絵の具臭かったのだが。
昨日真っ赤にして、今日もう完成したと?
「そうだろうそうだろう。早いだろう?」
「凄いですね…。セカイさん、もしかして画家の才能あるのでは?」
「えへへっ!そうかな?私、画家目指しちゃおうかな〜」
何なら、僕よりも遥かに、美術学部に向いていたのかも。
授業…全部代返してもらおうかな。
などと、邪なことを考えてしまう。
「ちなみに、見せてもらっても良いですか?」
「うん!良いよ。ちょっと待っててね、すぐ持ってくる」
とてて、と寝室に出来上がった絵を取りに行き。
「じゃじゃーん!これを見よ〜っ!」
セカイさんは、自信満々に絵を見せてくれた。
…。
「凄いだろう!これぞ名匠セカイお姉ちゃんの力作!ルティス帝国の名画家を目指せるよ!」
「…」
…はい。
セカイさんのこの絵が、ルティス帝国の名画になった暁には。
ルティス帝国の芸術文化は、壊滅したと言っても過言ではないでしょうね。
何がそんなに嬉しいのか。
パスタを茹でながら、パスタソースにするミミズペーストに味付けをしていると。
ふと、僕は思い出した。
「ときに、セカイお姉ちゃん」
「んー?なんだい弟君」
「あなたに頼んでおいた抽象画、どうなりました?」
今日なら、僕も時間あるし。
まだ描いてる途中だろうし、今からでも、僕が代わろう。
で、明日か明後日に提出すれば、間に合う。
「あぁ!あれなら、今日完成したんだよ」
「はやっ」
もう完成したのか。
確か昨日の時点では、画用紙を真っ赤に染めただけだったそうだが。
お陰で、部屋の中が絵の具臭かったのだが。
昨日真っ赤にして、今日もう完成したと?
「そうだろうそうだろう。早いだろう?」
「凄いですね…。セカイさん、もしかして画家の才能あるのでは?」
「えへへっ!そうかな?私、画家目指しちゃおうかな〜」
何なら、僕よりも遥かに、美術学部に向いていたのかも。
授業…全部代返してもらおうかな。
などと、邪なことを考えてしまう。
「ちなみに、見せてもらっても良いですか?」
「うん!良いよ。ちょっと待っててね、すぐ持ってくる」
とてて、と寝室に出来上がった絵を取りに行き。
「じゃじゃーん!これを見よ〜っ!」
セカイさんは、自信満々に絵を見せてくれた。
…。
「凄いだろう!これぞ名匠セカイお姉ちゃんの力作!ルティス帝国の名画家を目指せるよ!」
「…」
…はい。
セカイさんのこの絵が、ルティス帝国の名画になった暁には。
ルティス帝国の芸術文化は、壊滅したと言っても過言ではないでしょうね。


