「ふっふっふ。だいじょーぶ!バッチリ描けてるよ!良い感じのが!」
「え、そうなんですか?」
ちょっと。何で驚いた感じなの。
私には芸術のセンスなんてない、と思ってたな?さては。
悪い弟君め。
「私を甘く見たな〜?私の芸術的才能にかかれば、抽象画の一枚や二枚、お茶の子さいさいよ!」
「それはそれは…。おみそれしました。僕、ちょっとセカイさんのこと見くびってたのかもしれません」
「見くびらないでよ。私だって、やれば出来る子なんだよ?」
「棒人間くらいしか描けないのかと思ってました」
「さすがに見くびり過ぎだね!?」
ルーチェス君、君は私を何だと思ってるの。
棒人間くらいは余裕で描けるよ。当たり前でしょ。
…多分。
「完璧に代作してみせるから、安心して」
「そうですか…。何なら教授に絶賛されてしまうかもしれませんね」
絶対に「実はこれ代作なんです」とは言えない事態に発展しそうだね。
まぁ、さすがにそこまではないだろう。
「ちなみに、今どんな感じなんですか?」
「画用紙全部、真っ赤に塗ったところ!」
「…」
…ルーチェス君、何故無言?
だって、芸術は大爆発なんだよ?
そんな訳だから、とりあえず、全部真っ赤に塗ってみた。
「…ちょっと不安になってきたんですが…まぁ良いでしょう…」
ルーチェス君が何か呟いてる。
今何て言ったの?ねぇ。
まぁ良いや。
「それでねー、帰りに、近くのホテルの喫茶店で、豪華にお昼食べてきた」
お昼って言うか、ほぼおやつの時間だったけど。
「そうなんですか。予約してなくても入れました?」
「え?そんな本格的なレストランじゃなくて、喫茶店でパンケーキセット食べてきただけだから」
「なんだ…。折角なら、レストランでフルコース食べてくれば良かったのに。美術館近くのホテル…僕も行ったことありますけど、あそこのイタリアンフルコースは、なかなかのものでしたよ」
お口が肥えていらっしゃる。さすが元王子様。
庶民の私には、パンケーキセットですら贅沢なのに。
「そんなものより、私はルーチェス君のご飯が一番好きだよ」
「そうですか、それは良かった」
「ちなみに、今日のご飯はなーに?」
アンブローシア家の料理担当は、いつもルーチェス君である。
私が担当したら、キッチンが炎上するので。
「今日はセカイさんの好きな、オムライスですよ」
「やったー!」
こういうことしてくれるから、ルーチェス君ってば。
好き。
「あ、でもパンケーキガッツリ食べちゃったから、オムライスはちょっと少なめにしてね。私太っちゃうよ」
「そうですか。じゃあオムライスもガッツリ食べて、まるまると太ってください」
「ルーチェス君〜っ!!」
こういうことしてくれるから、ルーチェス君ってば。
大好き。
「え、そうなんですか?」
ちょっと。何で驚いた感じなの。
私には芸術のセンスなんてない、と思ってたな?さては。
悪い弟君め。
「私を甘く見たな〜?私の芸術的才能にかかれば、抽象画の一枚や二枚、お茶の子さいさいよ!」
「それはそれは…。おみそれしました。僕、ちょっとセカイさんのこと見くびってたのかもしれません」
「見くびらないでよ。私だって、やれば出来る子なんだよ?」
「棒人間くらいしか描けないのかと思ってました」
「さすがに見くびり過ぎだね!?」
ルーチェス君、君は私を何だと思ってるの。
棒人間くらいは余裕で描けるよ。当たり前でしょ。
…多分。
「完璧に代作してみせるから、安心して」
「そうですか…。何なら教授に絶賛されてしまうかもしれませんね」
絶対に「実はこれ代作なんです」とは言えない事態に発展しそうだね。
まぁ、さすがにそこまではないだろう。
「ちなみに、今どんな感じなんですか?」
「画用紙全部、真っ赤に塗ったところ!」
「…」
…ルーチェス君、何故無言?
だって、芸術は大爆発なんだよ?
そんな訳だから、とりあえず、全部真っ赤に塗ってみた。
「…ちょっと不安になってきたんですが…まぁ良いでしょう…」
ルーチェス君が何か呟いてる。
今何て言ったの?ねぇ。
まぁ良いや。
「それでねー、帰りに、近くのホテルの喫茶店で、豪華にお昼食べてきた」
お昼って言うか、ほぼおやつの時間だったけど。
「そうなんですか。予約してなくても入れました?」
「え?そんな本格的なレストランじゃなくて、喫茶店でパンケーキセット食べてきただけだから」
「なんだ…。折角なら、レストランでフルコース食べてくれば良かったのに。美術館近くのホテル…僕も行ったことありますけど、あそこのイタリアンフルコースは、なかなかのものでしたよ」
お口が肥えていらっしゃる。さすが元王子様。
庶民の私には、パンケーキセットですら贅沢なのに。
「そんなものより、私はルーチェス君のご飯が一番好きだよ」
「そうですか、それは良かった」
「ちなみに、今日のご飯はなーに?」
アンブローシア家の料理担当は、いつもルーチェス君である。
私が担当したら、キッチンが炎上するので。
「今日はセカイさんの好きな、オムライスですよ」
「やったー!」
こういうことしてくれるから、ルーチェス君ってば。
好き。
「あ、でもパンケーキガッツリ食べちゃったから、オムライスはちょっと少なめにしてね。私太っちゃうよ」
「そうですか。じゃあオムライスもガッツリ食べて、まるまると太ってください」
「ルーチェス君〜っ!!」
こういうことしてくれるから、ルーチェス君ってば。
大好き。


