抽象画が分からないなら、分かる人に聞けば良い。
更に、世の中には、百聞は一見にしかずという言葉もある。
なら、分かる人に聞くより、この目で見れば良い。
そんな訳で、私が向かったのは。
「うわー…。でっか…」
私は、思わず感嘆の声をあげてしまった。
私が向かったのは、ルティス帝国王立美術館。
ルティス帝国で、一番大きな美術館である。
その荘厳さたるや、まるで王宮のようだ。
…まぁ、私王宮見たことないんだけど。
ルーチェス君曰く、「大したことないですよ、あんな建物」らしいが。
大したことあるに決まってるでしょ。何言ってるのあの子。
あれで王子様育ちだから、感覚が色々狂ってるのかもしれない。
それはともかく。
「…よし!入るぞ!」
こんな大きな美術館、入るのは初めてだ。
そもそも美術館自体、入ったことがあるのは人生で一度か二度くらい。
確か、小学校の遠足以来。
それだって、地元の…市立の美術館だったし。
言い方は悪いけど、大したものも置いてなかった。
超有名な絵画!…の、オマージュ作品みたいな。
でもここには、本物の超有名な絵画!が置いてあるのだ。
そう考えると、凄いよね。
やっぱり本物を見てみなければ、どんなものか分からない。
ましてや私、描かないといけない訳だから。
単に鑑賞してるだけじゃ駄目なんだよ。
…よし。
心の中で再度決意して、私は王立美術館の入り口に向かった。
…そのとき。
「…?」
ふと、背後に気配を感じた気がした。
反射的に振り返るけど、そこには。
…ただの、私と同じ、美術館を訪ねに来た人がちらほらいるだけ。
誰も、私を気に留める人はいない。
…気のせい、かな。
あんまり意気込んでいたから、ちょっと過敏になってたのかも。
改めて。
私はチケットを買って、美術館の中に入っていった。
更に、世の中には、百聞は一見にしかずという言葉もある。
なら、分かる人に聞くより、この目で見れば良い。
そんな訳で、私が向かったのは。
「うわー…。でっか…」
私は、思わず感嘆の声をあげてしまった。
私が向かったのは、ルティス帝国王立美術館。
ルティス帝国で、一番大きな美術館である。
その荘厳さたるや、まるで王宮のようだ。
…まぁ、私王宮見たことないんだけど。
ルーチェス君曰く、「大したことないですよ、あんな建物」らしいが。
大したことあるに決まってるでしょ。何言ってるのあの子。
あれで王子様育ちだから、感覚が色々狂ってるのかもしれない。
それはともかく。
「…よし!入るぞ!」
こんな大きな美術館、入るのは初めてだ。
そもそも美術館自体、入ったことがあるのは人生で一度か二度くらい。
確か、小学校の遠足以来。
それだって、地元の…市立の美術館だったし。
言い方は悪いけど、大したものも置いてなかった。
超有名な絵画!…の、オマージュ作品みたいな。
でもここには、本物の超有名な絵画!が置いてあるのだ。
そう考えると、凄いよね。
やっぱり本物を見てみなければ、どんなものか分からない。
ましてや私、描かないといけない訳だから。
単に鑑賞してるだけじゃ駄目なんだよ。
…よし。
心の中で再度決意して、私は王立美術館の入り口に向かった。
…そのとき。
「…?」
ふと、背後に気配を感じた気がした。
反射的に振り返るけど、そこには。
…ただの、私と同じ、美術館を訪ねに来た人がちらほらいるだけ。
誰も、私を気に留める人はいない。
…気のせい、かな。
あんまり意気込んでいたから、ちょっと過敏になってたのかも。
改めて。
私はチケットを買って、美術館の中に入っていった。


