とっておきの…デザート?
…何だろう。
「…メイド服姿のセカイさんが、ベッドで奉仕してくれるとかですか?」
最高のデザートですね。
「そっち!?そっちじゃなくて〜。本物のデザートだよ」
「あぁ、本物…食べ物の方ですか」
「そうそう!…え、何でちょっと残念そうなの?何?ルーチェス君、メイド服プレイしたいの?」
いや、別にそんなことは。
…。
…今度ネットショップで、メイド服注文しておこう。
「きっと見たら驚くぞ〜!なんたって、とっておきのデザートだから!」
「はぁ…そうなんですか。どんなデザートなんですか?」
「じゃんっ!これを見よ!」
満面笑みのセカイさんが、僕の前に出してきたのは。
皿の上に乗った、一切れのケーキ。
「どうだ、びっくりし、」
「あ、シェルドニアケーキじゃないですか。珍しいですね。何処で手に入れたんです?」
「えぇぇぇぇ!」
?
「何ですか、えぇぇって…」
「もっと驚いてよ!こんなグロい色のケーキなんて、ルティス帝国にはないでしょ!」
「でも僕、元王子だったんで。シェルドニアに訪問したとき、食べたことあるんですよ」
「もー!無駄にグルメなんだから!」
そんな怒られても…。僕はどうすれば良かったんだ。
「でもでも!これは知らないだろう、そのケーキに使われてるクリームは、シェルドニアの…」
「カタツムリのペーストですよね。で、上に乗ってる、この一見イチゴのように見える赤い粒、これはシェルドニアセミの幼虫の砂糖漬けらしいですね。シェルドニアでは、ポピュラーなデコレーションケーキみたいですよ」
「…」
「…?どうかしました?セカイさん」
セカイさんは、何故かぷるぷると震え。
そして、僕の身体をポカポカ叩いてきた。
「もー!もー!酷い!この名探偵ルーチェス君!私が説明して、驚かせようと思ってたのに〜っ!」
「あ、そうだったんですか…。済みません、僕博識で」
「ルーチェス君は弟君なんだから、お姉ちゃんより物知りじゃ駄目なの!」
何ですか、その謎ルール。
弟の方が賢くても良いじゃないですか。
「…ちなみにさっき、セカイさんがもーもー言ってて思い出したんですけど」
「?何?」
「このケーキ、スポンジケーキの部分の隠し味、シェルドニアイノシシの唾液なんですよ」
「ふぇぇぇぇぇ!?私だえっ…唾液食べさせられたの!?」
何処の誰にこのケーキをもらい、何処まで説明を受けたのかは知らないが。
スポンジケーキの隠し味までは、知らされていなかったようだ。
「シェルドニアの料理って、大概そんな感じですよ。ミミズのペーストとか、鹿の脳みその燻製とか」
「うわぁぁぁん、知りたくなかったよぉぉぉぉぉ!」
知らないうちに、イノシシの唾液まで食べていたことに今更気づき。
半泣きで悶ているセカイさんを、微笑ましく眺めながら。
僕もまた、カタツムリとカブトムシの幼虫と、イノシシの唾液入りケーキを、美味しく頂いた。
見た目と材料はともかく、味は美味しいから憎めないよな、シェルドニア料理。
…何だろう。
「…メイド服姿のセカイさんが、ベッドで奉仕してくれるとかですか?」
最高のデザートですね。
「そっち!?そっちじゃなくて〜。本物のデザートだよ」
「あぁ、本物…食べ物の方ですか」
「そうそう!…え、何でちょっと残念そうなの?何?ルーチェス君、メイド服プレイしたいの?」
いや、別にそんなことは。
…。
…今度ネットショップで、メイド服注文しておこう。
「きっと見たら驚くぞ〜!なんたって、とっておきのデザートだから!」
「はぁ…そうなんですか。どんなデザートなんですか?」
「じゃんっ!これを見よ!」
満面笑みのセカイさんが、僕の前に出してきたのは。
皿の上に乗った、一切れのケーキ。
「どうだ、びっくりし、」
「あ、シェルドニアケーキじゃないですか。珍しいですね。何処で手に入れたんです?」
「えぇぇぇぇ!」
?
「何ですか、えぇぇって…」
「もっと驚いてよ!こんなグロい色のケーキなんて、ルティス帝国にはないでしょ!」
「でも僕、元王子だったんで。シェルドニアに訪問したとき、食べたことあるんですよ」
「もー!無駄にグルメなんだから!」
そんな怒られても…。僕はどうすれば良かったんだ。
「でもでも!これは知らないだろう、そのケーキに使われてるクリームは、シェルドニアの…」
「カタツムリのペーストですよね。で、上に乗ってる、この一見イチゴのように見える赤い粒、これはシェルドニアセミの幼虫の砂糖漬けらしいですね。シェルドニアでは、ポピュラーなデコレーションケーキみたいですよ」
「…」
「…?どうかしました?セカイさん」
セカイさんは、何故かぷるぷると震え。
そして、僕の身体をポカポカ叩いてきた。
「もー!もー!酷い!この名探偵ルーチェス君!私が説明して、驚かせようと思ってたのに〜っ!」
「あ、そうだったんですか…。済みません、僕博識で」
「ルーチェス君は弟君なんだから、お姉ちゃんより物知りじゃ駄目なの!」
何ですか、その謎ルール。
弟の方が賢くても良いじゃないですか。
「…ちなみにさっき、セカイさんがもーもー言ってて思い出したんですけど」
「?何?」
「このケーキ、スポンジケーキの部分の隠し味、シェルドニアイノシシの唾液なんですよ」
「ふぇぇぇぇぇ!?私だえっ…唾液食べさせられたの!?」
何処の誰にこのケーキをもらい、何処まで説明を受けたのかは知らないが。
スポンジケーキの隠し味までは、知らされていなかったようだ。
「シェルドニアの料理って、大概そんな感じですよ。ミミズのペーストとか、鹿の脳みその燻製とか」
「うわぁぁぁん、知りたくなかったよぉぉぉぉぉ!」
知らないうちに、イノシシの唾液まで食べていたことに今更気づき。
半泣きで悶ているセカイさんを、微笑ましく眺めながら。
僕もまた、カタツムリとカブトムシの幼虫と、イノシシの唾液入りケーキを、美味しく頂いた。
見た目と材料はともかく、味は美味しいから憎めないよな、シェルドニア料理。


