The previous night of the world revolution6~T.D.~

――――――…ちなみに。



お姉ちゃんが、おやつに食べたシェルドニアケーキの残りを、分けてくれたので。

その日の夕食後に、ルヴィアさんに出してみたところ。

「どうぞ、ルヴィアさん」

「…何これ?」

ケーキのお皿を前に、硬直するルヴィアさん。

「ケーキですよ」

「いや、あの…。ケーキなのは、見たら分かるんだけど…」

「…?何か問題が?」

「え?いや、問題って言うか…色が…」

色?

何の色?

「…あ、分かった。ブドウ…ブドウだな?ブドウケーキ…」

「何ですか、ブドウケーキって…。違いますよ」

「え、じゃあこれ、何ケーキ?」

「シェルドニアケーキです」

「…あー…」

あーって何ですか。

シェルドニアケーキだと、何か不味いことでもあるんですか。

「華弦お義姉さんにもらったとか、そういうアレ…?」

「よく分かりましたね。そうです」

「そうか…。うん、そうだよな…」

「食べてみてください。美味しいですよ」

「う、うん…」

何故か、恐る恐るケーキにフォークを入れるルヴィアさん。

何故、あんなに挙動不審なのだろう。

今日は、何の秘薬も入れてないんですが?

仕込もうかと思ったんですが、折角お姉ちゃんがお取り寄せしてくれたケーキだから、そのままの味を食べてもらおうと思って。

仕方なく、『邪魔者を追い払う秘薬』は…。

…夕飯の味噌汁に仕込ませてもらった。

ふふ。

…ところで。