それでも、女子会は女子会。
それはそれで、ちゃんと楽しませてもらうとしましょう。
フューニャが、人数分の紅茶を持ってきてくれたので。
私は、持参したケーキボックスを、テーブルの上に置いた。
「確か、シェルドニアからお取り寄せしたスイーツなんですよね?」
と、尋ねてくるセカイさん。
比較的、初対面でも物怖じせず話しかけてくるタイプのようだ。
「そうですよ」
「へぇ〜!楽しみだなぁ。私、シェルドニアのおやつなんて初めてです!」
ルティス帝国生まれ、ルティス帝国育ちなら。
シェルドニアのお菓子を食べる機会なんて、皆無と言って良いほどでしょうね。
「じゃあ、開けますね」
「はいっ」
ケーキボックスを開け、中に入っているシェルドニア名物ケーキを取り出す。
すると、それを見た瞬間。
わくわくしていた顔のセカイさんが、ぎょっとしたように表情を変えた。
「…?どうかしました?」
「えっ、な、なんか…え?思ってたのと違う…」
ボソボソ、と小声で呟いていた。
よく聞こえなかった。
「?今何て…」
「ふぇ!?な、何でもないです。そ、その…えっと、なかなか独創的な色ですね…?」
独創的…?
私は、濃い赤紫色のクリームに包まれた、シェルドニアケーキを見下ろした。
…独創的ですか?これが。
普通のケーキでは?
「え、えぇと…グレープ味…なんですかね?それとも…あっ、シソが入ってるとか…」
「シソ…?」
「あっ、いや何でもありません!」
「?」
そのケーキに、何か不審な点でも?
「…前にルーチェス君が、『あなたの料理は、シェルドニア料理の初見のインパクトを凌駕するものがありますね』とか言ってて、何のことかと思ってたけど、ちょっと理由が分かったかも…」
そしてまた、ボソボソと何かを呟いている。
何かあったんでしょうか。
よく分かりませんが…。
「…ちなみに、やっぱりグレープ味なんですか?」
「味?味は勿論、カタツムリ味ですよ」
「ふぇ!?」
「上に乗っている幼虫の砂糖漬けも、しっかり熟成させた逸品だそうです。美味しいですよ」
「よ、幼虫!?この赤いの…イチゴかと思ってたけど、幼虫なんですか!?」
「?シェルドニアケーキには、シェルドニアカタツムリのペーストをたっぷり混ぜ込んだクリームと、シェルドニアカブトムシの幼虫の砂糖漬けをトッピングするのが定番でしょう?」
「ふぇぇぇぇ!?」
何故か、セカイさんが卒倒しかけていましたが。
何かあったんでしょうか。
それはそれで、ちゃんと楽しませてもらうとしましょう。
フューニャが、人数分の紅茶を持ってきてくれたので。
私は、持参したケーキボックスを、テーブルの上に置いた。
「確か、シェルドニアからお取り寄せしたスイーツなんですよね?」
と、尋ねてくるセカイさん。
比較的、初対面でも物怖じせず話しかけてくるタイプのようだ。
「そうですよ」
「へぇ〜!楽しみだなぁ。私、シェルドニアのおやつなんて初めてです!」
ルティス帝国生まれ、ルティス帝国育ちなら。
シェルドニアのお菓子を食べる機会なんて、皆無と言って良いほどでしょうね。
「じゃあ、開けますね」
「はいっ」
ケーキボックスを開け、中に入っているシェルドニア名物ケーキを取り出す。
すると、それを見た瞬間。
わくわくしていた顔のセカイさんが、ぎょっとしたように表情を変えた。
「…?どうかしました?」
「えっ、な、なんか…え?思ってたのと違う…」
ボソボソ、と小声で呟いていた。
よく聞こえなかった。
「?今何て…」
「ふぇ!?な、何でもないです。そ、その…えっと、なかなか独創的な色ですね…?」
独創的…?
私は、濃い赤紫色のクリームに包まれた、シェルドニアケーキを見下ろした。
…独創的ですか?これが。
普通のケーキでは?
「え、えぇと…グレープ味…なんですかね?それとも…あっ、シソが入ってるとか…」
「シソ…?」
「あっ、いや何でもありません!」
「?」
そのケーキに、何か不審な点でも?
「…前にルーチェス君が、『あなたの料理は、シェルドニア料理の初見のインパクトを凌駕するものがありますね』とか言ってて、何のことかと思ってたけど、ちょっと理由が分かったかも…」
そしてまた、ボソボソと何かを呟いている。
何かあったんでしょうか。
よく分かりませんが…。
「…ちなみに、やっぱりグレープ味なんですか?」
「味?味は勿論、カタツムリ味ですよ」
「ふぇ!?」
「上に乗っている幼虫の砂糖漬けも、しっかり熟成させた逸品だそうです。美味しいですよ」
「よ、幼虫!?この赤いの…イチゴかと思ってたけど、幼虫なんですか!?」
「?シェルドニアケーキには、シェルドニアカタツムリのペーストをたっぷり混ぜ込んだクリームと、シェルドニアカブトムシの幼虫の砂糖漬けをトッピングするのが定番でしょう?」
「ふぇぇぇぇ!?」
何故か、セカイさんが卒倒しかけていましたが。
何かあったんでしょうか。


