The previous night of the world revolution6~T.D.~

「紹介しますね。私の姉の華弦です」

「こんにちは。妹がお世話になっているようで」

丁重に頭を下げると。

「いえいえとんでもない!私の方こそ、いつもフューニャちゃん、あ、フューニャさんと仲良くしてもらって…」

…ふふ。

そんな砕けた呼び方をするほど、仲良くしているとは。

「それにしても、本当にそっくり!姉妹と言うより、何だか双子みたいですね!良いなぁフューニャちゃん、こんな優しそうなお姉ちゃんがいて」

「そんな…」

照れた様子のフューニャ。

「羨ましいなぁ。よっ、美人姉妹!」

「よ、よしてくださいったら」

「え〜?だって本当のことでしょ?」

「そ、そんなに褒めても、何も出ませんよ?」

「何よ、照れちゃって〜」

…と、フューニャをからかうお隣の奥さん。

…うん。

「…合格ですね」

「へ?」

「いえ、こちらの話です」

とんでもなく下品で、口と育ちの悪い女だったら、今すぐフューニャと関わり合いをやめさせようと思ってましたが。

フューニャの可愛さが分かるとは。

合格です。

「あ、申し遅れました。私、フューニャちゃんのお隣に住んでる、セカイって言います。セカイ・アンブローシアです」

「セカイさんですね。宜しくお願いします」

「こちらこそ!」

自己紹介してもらって、有り難いが。

彼女は私の警護対象者。

事前に、名前は知らされている。

だが、依頼はあくまで、本人が警護されていることに気づかないよう、こっそり警護すること。

だから、今初めて知った振りをしておく。

「それじゃ、自己紹介も済んだことですし…。早速、お茶にしましょうか」

「良いですね!」

「私、お茶を淹れてきますね」

女が三人揃ってお茶会。

これこそまさに、女子会という奴である。

警護任務なんて面倒な目的がなかったら、もっと心から楽しめたでしょうに。