アリューシャの、小指の痛みが引いてから。
半泣きのアリューシャに、私はこう言った。
「アリューシャ。向上心があるのは良いことだけど、慣れないことをいきなり始めるのは良くないよ」
さっきみたいな、痛い目に遭うことになるよ。
「うぅぅ…。分かってるさぁ…。どうせアリューシャは、狙撃とゴキブリ以外、何の取り柄もねぇって…」
「そんなことはないよ」
「でも、アリューシャもなんかやりてぇ!なんかやらして!役に立つこと!」
役に立つこと、か…。
私としては、さっきみたいに、私の目の前でアリューシャが微笑ましいことをしていてくれれば。
それだけで、充分私の精神衛生の役に立っているのだが。
アリューシャが、これ以上何かしたいと言うなら…。
「…じゃ、私の肩を叩いてくれないかな?」
「よし来た!アリューシャにお任せ!」
「うんうん、その辺り」
ちょっと威力が強いけど、まぁ良いだろう。
こんな報告書を読まされたら、肩が凝るどころか。
頭痛が酷くなるばかりだからな。
…それと。
「そうだ、アリューシャ」
「おうよ!」
「もう一つ、頼みがあるんだけど良いかな」
「何々!?アリューシャ何でもやるぜ!何ならバク宙とかもやる!」
それは危ないからやめておこうか。
「バク宙は良いから、この書類、シュノに渡してきてくれる?」
「よし来た!アリューシャにお任せ!」
やっていることは、単なるお使いなのに。
重要任務を託されたかのように、アリューシャは書類を受け取るなり。
脱兎のごとく私の部屋を出て、シュノのもとに向かった。
…さて。
あの書類が…ただでさえ余裕のないシュノの心を、痛めなければ良いのだが。
半泣きのアリューシャに、私はこう言った。
「アリューシャ。向上心があるのは良いことだけど、慣れないことをいきなり始めるのは良くないよ」
さっきみたいな、痛い目に遭うことになるよ。
「うぅぅ…。分かってるさぁ…。どうせアリューシャは、狙撃とゴキブリ以外、何の取り柄もねぇって…」
「そんなことはないよ」
「でも、アリューシャもなんかやりてぇ!なんかやらして!役に立つこと!」
役に立つこと、か…。
私としては、さっきみたいに、私の目の前でアリューシャが微笑ましいことをしていてくれれば。
それだけで、充分私の精神衛生の役に立っているのだが。
アリューシャが、これ以上何かしたいと言うなら…。
「…じゃ、私の肩を叩いてくれないかな?」
「よし来た!アリューシャにお任せ!」
「うんうん、その辺り」
ちょっと威力が強いけど、まぁ良いだろう。
こんな報告書を読まされたら、肩が凝るどころか。
頭痛が酷くなるばかりだからな。
…それと。
「そうだ、アリューシャ」
「おうよ!」
「もう一つ、頼みがあるんだけど良いかな」
「何々!?アリューシャ何でもやるぜ!何ならバク宙とかもやる!」
それは危ないからやめておこうか。
「バク宙は良いから、この書類、シュノに渡してきてくれる?」
「よし来た!アリューシャにお任せ!」
やっていることは、単なるお使いなのに。
重要任務を託されたかのように、アリューシャは書類を受け取るなり。
脱兎のごとく私の部屋を出て、シュノのもとに向かった。
…さて。
あの書類が…ただでさえ余裕のないシュノの心を、痛めなければ良いのだが。


