更に。
帰宅後。
『あのルーカスって学生、本当協調性ないですよね』
スピーカーから、イライラした上級生の声が聞こえた。
『本人は、ルティス帝国の貧困格差について、ちゃんと勉強したとか言ってましたけど…。本当に勉強したのかな?』
『勉強してないんならまだ良いよ。勉強していながら、それでも王族や帝国騎士団を庇ってるなら、本当に救いようがない』
『どれだけ今のルティス帝国政府が腐ってるか、知っていながら擁護してるってことだものね』
「だってさ。ボロクソ言われてますよあなた」
「…あはは…」
ルーシッドの声、枯れてますけど。
生きてる?
俺達が去った後、上級生達がどんな話をしているのか、盗聴器で毎回確認している俺だが。
今日は、とうとう公然とルーシッド悪口大会が開催された。
これまでも、俺達のいない場で悪口大会が開かれたことは何度もあったのだが。
今日は何と言っても、あんなことがあった後。
これはもう絶対面白い話を聞けると思ったので、今日はルーシッドも呼んで、一緒に盗聴器から聞こえてくる音声を再生。
案の定、面白くて腹筋大崩壊。
「ちゃんと勉強したんですか?ルーシッド」
「…してますよ…」
「あと、お宅の政治、腐ってるそうですよ」
「…悪かったですね…」
まぁ、マフィアと手を組んでる時点で。
腐ってると言われても、反論出来ないのが痛いところだろうな。
あーなんか腐臭が漂ってる気がするなー。
「一年生組の間でも、悪口大会開かれてましたからね、あの後。俺の仮の友人達が散々言ってましたよ。空気読めねー奴だって」
「…」
不満そうな顔のルーシッドである。
しょうがないじゃないか、そういう役割なんだから。とでも言いたそう。
とはいえ、お前の場合。
役割を演じると同時に、本音を語っていることに変わりはないだろ。
いずれにしても、叩かれる定めだってことだな。
お疲れ様。
あー俺じゃなくて良かった。
対岸の火事を見ながら、優雅に紅茶飲んでるタイプだからな、俺。
他人の不幸って奴は、何より美味しいお茶請けだ。
本音で喋ったら、一番バッシング受けるのは、ルーシッドじゃなくて俺だろうなぁ。
そう思えば、ルーシッドなんて可愛いものだよ。
しかし。
次に盗聴器から聞こえてきたのは、耳を疑うような言葉だった。
『エリミア会長、やはり…あのルーカスという学生は、脱会させるべきじゃありませんか?』
…何だと?
帰宅後。
『あのルーカスって学生、本当協調性ないですよね』
スピーカーから、イライラした上級生の声が聞こえた。
『本人は、ルティス帝国の貧困格差について、ちゃんと勉強したとか言ってましたけど…。本当に勉強したのかな?』
『勉強してないんならまだ良いよ。勉強していながら、それでも王族や帝国騎士団を庇ってるなら、本当に救いようがない』
『どれだけ今のルティス帝国政府が腐ってるか、知っていながら擁護してるってことだものね』
「だってさ。ボロクソ言われてますよあなた」
「…あはは…」
ルーシッドの声、枯れてますけど。
生きてる?
俺達が去った後、上級生達がどんな話をしているのか、盗聴器で毎回確認している俺だが。
今日は、とうとう公然とルーシッド悪口大会が開催された。
これまでも、俺達のいない場で悪口大会が開かれたことは何度もあったのだが。
今日は何と言っても、あんなことがあった後。
これはもう絶対面白い話を聞けると思ったので、今日はルーシッドも呼んで、一緒に盗聴器から聞こえてくる音声を再生。
案の定、面白くて腹筋大崩壊。
「ちゃんと勉強したんですか?ルーシッド」
「…してますよ…」
「あと、お宅の政治、腐ってるそうですよ」
「…悪かったですね…」
まぁ、マフィアと手を組んでる時点で。
腐ってると言われても、反論出来ないのが痛いところだろうな。
あーなんか腐臭が漂ってる気がするなー。
「一年生組の間でも、悪口大会開かれてましたからね、あの後。俺の仮の友人達が散々言ってましたよ。空気読めねー奴だって」
「…」
不満そうな顔のルーシッドである。
しょうがないじゃないか、そういう役割なんだから。とでも言いたそう。
とはいえ、お前の場合。
役割を演じると同時に、本音を語っていることに変わりはないだろ。
いずれにしても、叩かれる定めだってことだな。
お疲れ様。
あー俺じゃなくて良かった。
対岸の火事を見ながら、優雅に紅茶飲んでるタイプだからな、俺。
他人の不幸って奴は、何より美味しいお茶請けだ。
本音で喋ったら、一番バッシング受けるのは、ルーシッドじゃなくて俺だろうなぁ。
そう思えば、ルーシッドなんて可愛いものだよ。
しかし。
次に盗聴器から聞こえてきたのは、耳を疑うような言葉だった。
『エリミア会長、やはり…あのルーカスという学生は、脱会させるべきじゃありませんか?』
…何だと?


