The previous night of the world revolution6~T.D.~

その日の帰り道。

俺は真っ直ぐ潜伏先の自宅に帰らなかった。

正直、ほとんど無意識と言うか…。何も考えてなかった。

向かった先は、駅の近くにある、小さな電話ボックス。

電話を掛ける相手は、一人。

出てくれなかったらどうしようかな、と思ったが。

幸いその相手は、すぐに電話に出てくれた。

『…誰だ?』

「誰だと思います?」

電話越しでも。

彼の言葉を聞けるのは、嬉しかった。